モブ人生返せ。

死亡フラグ ページ33

『鬼舞辻無惨に気に入られてて危ないと分かっている相手を普通に夜散歩行きたいって言っただけで出してくれる辺り可笑しいと思うのだがこれ如何に。』



正直言って色羽様が気になって気が気じゃなくて出てきたんだけどね、考えても見たら僕日輪刀とか持ってないやん死ぬやん！！



圧倒的に死亡フラグ建ってるんですけど僕は一体何をやっているのかな分かんない！！



ガサガサッ



『うおっ』



いや何がうおっだよ僕ってやっぱり生まれてくる性別間違ってるよね、だから醜女だの何だの言われるんだよ！！



…もしや男に生まれていたらモテていたのでは…？



やばい天才かも今から性転換してこないと！！



まあ方法なんて知らないんですけどね！！



『…猫か。』



物陰から出てきた猫を撫でてみる。



するとその猫は僕の手に擦り寄り、可愛らしく鳴き声を上げる。



は〜〜〜〜何だこの尊い生き物は〜〜〜〜〜！！！



『どうしたお前、子どもだよなぁ、お母さん達と逸れたのか？』



何故か自分でもよく分からないくらいに男口調になりながらも声を掛ける。



猫は僕の言葉が分かっているのか居ないのか、取り敢えず手に擦り寄り続けてくるから可愛くて辛い。



『よし、一緒に探してやろう！』



そう言いながら抱き上げる。



嫌がるかと思えば普通に抱き上げられてくれたし、顔舐めてくれるし…猫には好かれるらしいよ僕！！(大声)



『…それを少し人間にも分けてくれないかな、後鬼。』



美形達からの扱いが扱いで泣いてるから。

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