階級・甲の癸さん拾弐

517話 ページ9

『小石さん助けてください蛇さんにいじめられる…。』



何故居るかは分からないけどこの際もう何でも良い、取り敢えず助けて(頭抱え)



時透「何があったのかよく分からないんだけど…。」



伊黒「名前を呼ばせただけだ。」



『あなたからしたらその程度でも僕にとっては大きなことなんです！！』



この世界来て名前呼んだの、累とおうちゃん抜いてあなたくらいだわ！！



お師匠様を最初なんて呼べばいいか分からなくて冨岡さんだったけどすぐにお師匠様になったしね！！



時透「ふーん…A。」



『…えﾞ』



時透「僕のことも名前で呼んで？」



なんて言いながら少し首を傾げる。



むっり可愛い(頭抱え)



『ええ、何でそうなるんですか…』



伊黒「呼ばなくていい。」



時透「伊黒さんばかり狡いんじゃない？」



狡いって何！？



狡いも何もなくないですか！？



『えっと、』



時透「呼んでくれるよね？」



そう言いながら顔を近付けてくるから何も言えなくなる。



…いや待て、ほんとこれ誰得だよ(真顔)



『…時透さん。』



時透「名前。」



伊黒「呼ばなくていいと言っている。」



…伊黒さん何か怖いんだけど、僕は取り敢えず半径2m以内に居るイケメンを離れさせなければ(まだ言ってる)



『…無、一郎さん…』



時透「ん、よく出来ました。」



なんて言いながら頭を撫でてくるからもう無理だよね、ショートするよ！？



取り敢えず離れてください！？

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