階級・甲の癸さん拾弐

509話 ページ1

桜花「ほんっと馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿！！」



『馬と鹿の恐ろしいくらいの大量発生。』



誰が馬で鹿だこの野郎()



桜花「まず！！鬼である私を庇うのがおかしいのに！！

起きたばかりですぐに歩いて此処まで来る辺りもおかしいからね！？」



『おおっとそういうことはおうちゃんにだけは言われたくないぞー。』



いや考えてもみて？？



この子僕のこと置いて飛び降りした子だよ？？



人のこと言えるかね、ん？？



桜花「反省してるよ反省してるんだよ、でもおかしいよね確実におかしいよね！？

前私を庇った時にもうやらないように言ったのに有り得ないよね！？」



我妻「桜花ちゃん、桜花ちゃん落ち着こう！？ね！？

癸さん起きたばかりなのはその通りなんだから余り揺さぶらないで！？」



『さっきとは違う感じで眠りに付きそうだよね、目が回る。』



嘴平「馬鹿野郎！！」



『何回目だこの野郎。』



廊下で泣きながら僕に抱き着き続ける猪くん、泣き止んでは居るけど中々立ち直ることが出来ないのかぼーっとしている赤髪くん、僕の肩を掴みながら全力で揺さぶるおうちゃん、そしてそのおうちゃんにツッコミを入れながら止めようとしてくれている金髪くん…遠くから笑顔ちゃんがにこにこしながらその風景(？)を見守るという謎の状況。



起きたばかりの出来事が濃すぎてもう一度寝たいなとか思い始めた、疲れた(遠い目)



取り敢えず赤髪くん、戻って来い(大声)

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