500話 桜花side ページ42
桜花「…ねぇ、A…沢山の人が、来たよ？」
声を掛けても、返事が来ることはない。
…思い出すのが遅れてしまった。
私は所謂、そこそこ裕福な家の生まれ…だった。
でも…親は何故か私のことはいつも放置…ご飯も、学校も、何もかも放置してくるような親だった。
そんな親を親と思わなくなったのはいつのことだっただろうか。
私が空の学校に行くようになったのは昔の話だった。
小学四年生くらいの時には既に通うようになっていて。
同じくその頃から通っていた帆とかとは、血の繋がりこそないものの本当の兄妹のように仲が良かった。
親も親で、実の兄もろくでもなくて…私にとっての家族は空の学校の人達だった。
最初こそ空の学校でさえ人を信じることの出来なかった私。
でも…帆が、帆“達”が普通に関わってくれたことで一緒に居られるようになって、いつの日か“血の繋がりのない家族”が、何より大切な家族となっていた。
帆は何かと殴ってくるし、暴力兄だし、威嚇すればすぐ「シバく」「潰す」「殴る」…本当に呆れた人だった。
…でも、私の傍に居続けてくれたのは、紛れもない帆だった。
私を救ってくれた帆…私もいずれ、誰かを救えるようになりたい。
そう言う風になってやっと…帆に近付けるような気がしていたから。
だから…誰かを救える人になるのが…私の夢になっていた。
そんな時に出会ったのが…Aだった。
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ぽっぽ - これ、夢小説界隈にいていい人じゃないよ、、この話の作り方とか、天才のソレ夢小説以外でもこの人の作品をよんでみたい。オリキャラの配置がもう神、、、 (4月20日 2時) (
レス) @page44 id: b2924b43fc (このIDを非表示/違反報告)
狐狸 - 累くんsideのところでとどめを打たれました。え？はやいって？仕方ないじゃん！涙が勝手に出てきたんだもんっ！ (2020年7月8日 18時) (レス) id: a73b9ea5c2 (このIDを非表示/違反報告)
63:927393 - 涙が…止まらないです…めちゃ感動です。 (2019年11月7日 0時) (レス) id: 878066c85e (このIDを非表示/違反報告)
7112424 min(プロフ) - なんだよこれ…涙線崩壊しちゃったよ… (2019年10月23日 9時) (レス) id: a6cc06d7a9 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 階級･甲の癸さんの拾壱を、見たんですけど、泣いて親にうるさいって言われました☆ (2019年10月16日 18時) (レス) id: 617ca4b157 (このIDを非表示/違反報告)
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