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477話 過去 ページ19

「邪魔。」



年を取るにつれて、段々と必要のない存在になって行って。



そう言われるのも日常茶飯事になってしまった。



中学の時に邪魔者になった私は、どうやれば邪魔じゃなくなるかを考えた。



高校に通わず仕事をする?



いやダメだ、母は何故か出てけとは言う割に高校とかには行かせたがる。



じゃないと、高校にも行かなかった娘になってしまうから。



「早く出てって。」



それならもう、受験勉強しなくても良いですか?



疲れてしまいました。



あなたの言う“主席合格”は僕には難しいです。



馬鹿な私には難しいです。



「聞こえてんの??」



聞こえてるんです。



なんて返事すれば良いかが分からないんです。



あなたの目に入らない所に行かないと。



でも、それが何処か分からないんです。



「本当に邪魔なんだけど何で居るわけ?」



何ででしょうか、私にも分かりません。



どうしてこんなになってしまったのでしょうか。



どうしてあなたの望む“子ども”になれなかったのでしょうか。



どうしてあなたの私を見る目はそんなに、違う生き物を見るような目なのでしょうか。



私はそんなに…存在してはいけませんでしたか?



「小さい頃は良い子だったのに。」



だから小さい頃は褒めはしなかったけど貶しもしなかったんですか?



勉強をしろと言ったり運動をしろと言ったりしなかったんですか?



愛想良くしていろと、笑っていろと、言わなかったんですか?



だから…小さい頃は、僕私の声が聞こえていなかったんですか?



話しかけても答えなかったんですか?



そっか、今みたいに言わないで、放っておいてくれたのは、



小さい頃の私は其処まで悪い子じゃなかったからなんだ。



「何でこうなったかな。」



私にも分かりません。



どうしてこうなったんでしょうか。



期待通りになれなくてごめんなさい。



「お前が生まれて来るって分かっていれば生まなかったのに。」



…ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、



『生まれてきて、ごめんなさい。』



本当の本当に、ごめんなさい。

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ぽっぽ - これ、夢小説界隈にいていい人じゃないよ、、この話の作り方とか、天才のソレ夢小説以外でもこの人の作品をよんでみたい。オリキャラの配置がもう神、、、 (4月20日 2時) (レス) @page44 id: b2924b43fc (このIDを非表示/違反報告)
狐狸 - 累くんsideのところでとどめを打たれました。え?はやいって?仕方ないじゃん!涙が勝手に出てきたんだもんっ! (2020年7月8日 18時) (レス) id: a73b9ea5c2 (このIDを非表示/違反報告)
63:927393 - 涙が…止まらないです…めちゃ感動です。 (2019年11月7日 0時) (レス) id: 878066c85e (このIDを非表示/違反報告)
7112424 min(プロフ) - なんだよこれ…涙線崩壊しちゃったよ… (2019年10月23日 9時) (レス) id: a6cc06d7a9 (このIDを非表示/違反報告)
アイス - 階級・甲の癸さんの拾壱を、見たんですけど、泣いて親にうるさいって言われました☆ (2019年10月16日 18時) (レス) id: 617ca4b157 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年10月12日 20時

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