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352話 ページ33

『そうですね、僕はあの人のことが前から嫌いです。』



もう良いや、どうとでもなれ…嫌われてしまってもいい。



『あの顔も、態度も、性格も、存在も…何もかもが嫌いで…』



累「…A…?」



『死んで欲しいと思うくらい…殺してしまいたいと思うくらい…彼奴が、憎いっ…』



隊服のズボンをきゅっと握り、静かに呟く。



ああ、ダメだよ、僕…そんなに声を…低くしては…いけないよ…怒りが隠せていないから。



…どっちしても、彼らには…匂いで、音で、味で、分かってしまうのか。



冨岡「どうして、そこまで」



『ごめんなさいお師匠様。』



お師匠様の言葉を遮って言う。



『…これ以上はやめてください…壊れて、しまいます。』



自分でも分かる、僕の壊れる瞬間。



何をどうすれば壊れてしまうか、いくら馬鹿な僕にでも分かる。



そのくらいには…大きな地雷という奴で。



冨岡「…すまない。」



『いえ、すみません。』



それだけ言って外に出るために部屋から出ようとする。



桜花「癸さん…!?」



…痛い、痛いよ、苦しいよ、



『ごめんなさい…しばらく、一人にしてくれませんか…。』



…そう言えば、誰も何も言わずに付いてこない。



ごめんね…僕はまだ、弱いみたいだ。



『強くなったと思っていたのになぁ…、』



力じゃなく、精神が。



強くなったと思ってた。



…強くなったと思いたかった。



…弱い僕には、まだ無理なんだ…。

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396ミリ - 物語にめっちゃ引き込まれる感じがすごい(文章上手すぎてやばい) ところで更新早くないですか?続きまだかなってまた時間がなさすぎてやばい(嬉しいけど) (2019年10月11日 9時) (レス) id: 5351313aed (このIDを非表示/違反報告)
名無しのこけし(プロフ) - まじ更新頻度高すぎて泣くんだけど((意味不。要するに、嬉しいってことです! (2019年10月11日 0時) (レス) id: a68eb9f538 (このIDを非表示/違反報告)
心月美玲(プロフ) - ポン太さん» いえ!此方こそリクエストありがとうございました〜!!寒くなってきましたね〜!!ありがとうございます!!ポン太様もお体にお気をつけください…!!頑張ります!!!! (2019年10月10日 22時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
心月美玲(プロフ) - 桃風味の水さん» そうですかねwwありがとうございます〜!! (2019年10月10日 22時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)
心月美玲(プロフ) - トトロッチさん» 趣味だし暇人なので!!(そこ)ありがとうございます!!頑張ります!! (2019年10月10日 22時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年10月10日 9時

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