階級・甲の癸さん弐

77話 ページ32

伊黒「おい。」



『ひえっ』



…出た、出たよネチネチさん…



伊黒「何だその反応は、何かやましいことでもしたのか。」



僕的にはしてないけど貴方からしたらしているかもしれませんよね！？



『…い、いえ…それで何かご用件でも？』



取り敢えず怖いから用件だけ済ませ



甘露寺「あ、居た居た癸くん！お饅頭買って来たんだけどいる？」



ああああああああああああなんで来るの、ねぇ！？！？



伊黒「…甘露寺、」



『桜餅さん、何故わざわざ…！？』



甘露寺「癸くん、お饅頭好きって言ってたから任務帰りに買ってきたの！

これから一緒に食べながらお話でもしない？」



ま、いやま、伊黒さんの目が怖、怖いんですけど、ええ



伊黒「…お前、いつ甘露寺と仲良くなった…？」



『仲良くなったわけでは決してないというか』



甘露寺「この間甘味処で会ってから仲良くなったの！」



あなたは僕の寿命を減らしたいんですかっ！？！？



伊黒「ほう…そうか…それならば俺とも“仲良く”なろうか…」



待って今何で仲良くを強調してきたの貴方、いや待って怖いからほんと！？



甘露寺「あら良いわね！みんなで仲良くしましょう！」



『すみません僕今から任務が』



伊黒「今から俺と合同任務だ…仲良くしようか？」



…だから声掛けてきていたんですね嫌だああああああ



『ちょ、離してください、桜餅さん助けてうわあああああああ』



甘露寺「行ってらっしゃ〜い！」



薄情者おおおおお！！

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