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57話 ページ11

累「…僕に説教するの?」



『…僕は君の気持ちが分からないわけじゃない。』



何を言っているんだ、と言いたげな目で見てくる。



『…家族って欲しいよね…どういうものか、知りたくなるよね…。』



…今まで君に、それを教えてくれる人は現れなかったんだね。



…そんなの、苦しいよね。



累「…何が、分かるの…」



そう言いながらも、彼の目は少し揺れている。



『…ごめんね、僕は鬼殺隊…君の家族になることは出来ません。』



そう言うと、苦しそうな顔をしながら糸を準備する。



累「それならっ…無理矢理にでも…」



『多分…君には、僕が殺せない。』



傷を付けることなら出来ても…殺すことは出来ない。



そんな気がするんだ…。



『…だからさ…こういうのはどうですか?』



累「…こういうの…?」



そう問い掛けてくる彼に、優しく微笑みを向ける。



って言っても面で隠れてるんですけどね(真顔)



『んー…友達、なら良いですよ?』



その言葉に、彼は首を傾げる。



累「…友達…?」



『そう!家族…は、取り敢えず保留です。』



累「…??」



累くんの目線に合わせ、しゃがみ込みながら彼を見る。



『僕は帰らなければならない所があります…鬼も倒さなければなりません。

ても…君を倒すのは、任務ではないので…倒したりはしません。

…僕は、友達と交わした約束は…必ず守ります。』



そう言いながら、彼の小さな細い指を取りながら指切りをする。



『…また、会いに来るから。』

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- どうやって剣を振るだけで雨が降るんですか????意味がわかりません (2021年7月20日 22時) (レス) id: 8ecfd55735 (このIDを非表示/違反報告)
- キラキラした目の累くん…………めっちゃかわいい!! (2019年10月22日 22時) (レス) id: f2a5c7d6f6 (このIDを非表示/違反報告)
カビゴン可愛いよね(プロフ) - いつも楽しませてもらってます!今読み直してて思ったのですが、弐の93話、一番下から二行目のところが、出来てるになっています! (2019年10月12日 15時) (レス) id: 4caa5ba391 (このIDを非表示/違反報告)
弥雪(プロフ) - めっちゃ面白い! 頑張ってー (2019年10月12日 13時) (レス) id: 3264335349 (このIDを非表示/違反報告)
心月美玲(プロフ) - 中原悠さん» ありがとうございます!!頑張ります〜!! (2019年10月5日 17時) (レス) id: d8253c3587 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:心月美玲 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年10月4日 20時

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