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零ノ恋 ページ1

辺りは真っ暗で、とっても怖かった。


(ふくろう)が鳴くだけで、


草陰から音がするだけで、


心臓が口から飛び出ちゃうんじゃないかってくらい、
怖くてビクッと反応した。


「姉さん…どこぉ……?」


姉さんは『ここで待ってて。』って言ったきり、姿を見せない。


小枝にあちこち引っ掻いた傷がじんじんと痛む。


「あなた、大丈夫?」


気持ち悪いくらいの猫撫で声で接してくる女について行かなければ、私は____

壱ノ恋→



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作者名:初(うい) | 作成日時:2020年7月1日 7時

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