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みんなが集まり、私達はアスレチックへ向かった。
みんなは車椅子に突っ込もうか迷いながらも突っ込まないという選択を選んだ。
諒がもうすでに私の病気について話しているのかもしれないな、と思った。
みんなは不自然なくらい、私に明るい話題しか振ってこなかった。
何したい？とか、シルクのどこが好きなの？とか。
シルクがたらこ猿って話もしたような気がする。
アスレチックに着くと、諒はみんなを1回集めて
シ「今日は貸切だから、前半は撮影して後半はAも入れて普通に遊ぶって流れな」
とまるでリーダーのように言った。
ああ、そうか。“シルクロード”はFischer'sのリーダーなんだもんな。
「じゃあ私からも連絡！」
私は手を挙げ
「今日体調いい方だけど、どうしても体がだるい時は車椅子に座ったりすると思うし、
途中でアスレチック中断しちゃうかもしれないんだけど、みんなと思い出作りたいからよろしくね」
と言った。
みんなは各々わかった、だとか無理しすぎないでね、とか優しい言葉をかけてくれた。
シ「さ、撮影するぞ」
最初の挨拶はベンチで座る私の前でやるらしく
マ「ここ押して、出来るだけ手ブレしないように持ってね」
と、マサイくんは私にカメラの操作方法を教えてくれた。
「うん、わかったよ」
シ「1回練習な。Aカメラ回せ」
「はーい」
録画ボタンを押すとシルクの顔が変わった。
そんな気がした。
シ「どうも、Fischer'sシルクです」
ン「ンダホ！」
ぺ「ぺけ」
モ「モトキ！」
ダ「ダーマ」
ザ「ザカオでーす」
マ「Fischer'sマサイです」
シ「それと…」
シルクは私の手からカメラを取り
カメラを私に向けた。
「え？」
シ「Fischer'sの？」
「え？」
シ「良いから言えよ」
カメラを構えながら笑う諒。
良いの？ずっと言ってみたかった一言、言っても良いの？
戸惑っていると、シルクは自分の方にカメラを向け
シ「Fischer'sに欠かせない、大事なメンバーの」
と笑い私にまたカメラを向けた。
「Aです」
思いきり笑って言ったけれど、シルクの気遣いが嬉しくて、目には涙が浮かんでいた。
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鈴木佳花 - 最後めっちゃ泣いちゃった (2019年2月1日 19時) (
レス) id: 8c51f3c097 (このIDを非表示/違反報告)
リサル - 君を忘れたいを聴きながら、読んでいたので、なんだか、曲とあっていて、倍泣いてしまいました。とってもいい作品です！ (2018年11月25日 17時) (レス) id: 0d0f76e2d7 (このIDを非表示/違反報告)
るる - なんか、「君の膵臓を食べたい」に似てる気がする。 (2018年8月5日 15時) (レス) id: 5f41b25908 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあゆあ - めっちゃ泣いてしまいました~!いい作品! (2018年6月22日 19時) (レス) id: d4e608e91e (このIDを非表示/違反報告)
ういろううり(プロフ) - 話がすごく良すぎて泣いてしまいました。すごくいい話！ (2018年5月31日 23時) (レス) id: 5156ec9647 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すば∞なな
| 作成日時：2017年6月25日 22時
