嘘 ーSeasons rmpg girlー

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・壱馬 side



『お久しぶりです！』


なんて、空元気なのバレバレだし………



元気ないのは俺のせいやし。


でも、俺にはどうすることもできんし。



はぁ、ほんまに俺って………………




『あ、壱馬さん』

壱馬「っ、？」



慎と話していたはずなのに急に名前を呼ばれて驚いた。



でも、久しぶりに呼ばれた名前に嬉しくなったりして……


いや、俺ヤバい奴やん…………



『もう吹っ切れたので気遣わないでください』

慎「…………え？」



○○の言葉に反応したのは俺じゃなくて慎。



俺はどう反応すればいいか分からなかった。



『…もう、大丈夫なので、メンバーとして、、よろしくお願いします』

壱馬「…っ、うん、」

陸「え、いや、○○？」

慎「思ってないこと言ってんだったら本気で」

『思ってるよ。もう、、壱馬さんのことはメンバー、としか見てない』



そりゃそうだ………



あんな酷い別れ方したんだから、嫌われて当然。


こうなれば○○も前に進める。


だから……これでよかったはずなのに……



『じゃあ、わたし先輩方にお土産渡してきます』

慎「ちょ、○○、！」




翔吾「壱馬…大丈夫か？」

壱馬「………なにが？俺は…大丈夫やけど……」

翔吾「そっ、か、……」




”もう壱馬さんのことはメンバー、としか見てない”




壱馬「………メンバー…か………」




もう、俺と○○はメンバー。なんだ。

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