sourian

XIII ページ13

　



　



　



此奴何で笑ってんだよ ...

　

　


　


「御前何で笑ってんだよ」





　



　





　





　



　


　



　


　



　



『だって瑞稀は'' 生きてる人 ''が嫌いなんでしょ？だったら俺はその枠じゃないから関係ないんだよね』



　


　


　


此奴は頭がおかしい




　


そうだ また何時もの頭がイタイやつ発言だ


　



　


　

　

「嘘吐きは嫌いだって言っただろ」

　


　

　


　


　



　


　


　



　

『だから嘘じゃない ﾀﾋんでんの。俺』



　
　


「 そうだとしたら触れないんだよな...？」


　


『さあ？それはどうだ....ろって、うわっ』

　


「本当だ透けてる...」

　


『殴る必要ないじゃん！当たってたら怪我してる！！』



　



　


こんな事あるはずない
　

今の時代4Dなんてもう普通だし

きっとそういうやつだ。それの実験台かなにかにされてるんだ


　


『嘘じゃないよ 本当。』

　


「...じゃあ何で最初に言わなかったの」

　

『初めましてでいきなり幽霊なんですって可笑しいじゃん』

　

「いきなり抱かせろも大概可笑しいだろ」
　


『そうしないと相手してくれなさそーだし』



　






...此奴が言ってる事はまだ疑ってる

　

　

いや、疑うのが普通だろう、



本当に此奴がﾀﾋんで居るとして

　


　

「管理人が来たとき何で隠れた？隠れなくても幽霊なら見えないはず」



『あー、なんつーの瑞稀に俺が見えるって知ってついテンション上がっちゃって』

　

「幽霊でもテンション上がんのかよ」

　

『上がったっつーか生きてる時の感覚になって、つい、ね。』

　


「でも次の日の夜....っ！？」

　

　




　


　

ああ、そうだ。そうだったんだ

　



　

　


　


　


　


壊れた鍵穴に差し込まれたなんの変哲もない鉄の棒が音を立て扉が開くかのように、


　



　

　
　

　


　



　




　



　



　



　



　




　




　

＿＿＿＿＿＿＿＿,,俺の頭の中で全て繋がった
　


　


　


　

　

　

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