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慣れない仕事に時が進むのは早くて、気付けばあれから3ヶ月が経っていた。
『千冬くーん、ゲージ２つでおっけー？』
「あぁ、まだお客さん来てないから１つで大丈夫っす。」
了解、と伝えて店の奥にある倉庫へ向かった。
『ぎり、いけそう…？』
目的のゲージは背伸びをすれば取れそうな、上の棚にあった。
『足…つり、そう…。』
背伸びをしてゲージに手をかける。
その時、爪先立ちの足のバランスが崩れた。
ヤバいと思ったときには遅くて、棚から落ちてくるゲージが見えた。
痛みに構えた刹那、腰に腕が回される。
「と、あぶねーな…！」
頭上から声が聞こえて振り向くと、千冬君がゲージを受け止めてこちらを見た。
「怪我ないっすか？」
『う、うん。ごめん、取れるかなって思ったんだけど…。』
「無理しちゃダメっすよ。」
そっと私を離してゲージを持つと、千冬くんは店に戻っていく。
こんな事、前にもあったな。
竜胆さんに支えてもらった事、あった。
時間が経っても竜胆さんとの思い出が色褪せる事なんかなくて、目頭が熱くなった。
「Aー？どした？」
倉庫に入ってきた一虎くんに声をかけられ、我にかえる。
仕事中だ、泣いてる場合じゃない。
『なんでもない、すぐ行く！』
私は目に滲む涙を拭うと、店内に走った。
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名無し(プロフ) - 葉月さん» 葉月さんコメントありがとうございます！なんと嬉しいお言葉😭私も灰谷兄弟が好きで、次の新作は蘭ちゃんで書こうかなと思ってます…！最後までお付き合いいただき、ありがとうございました🙇♀️ (2021年10月21日 11時) (
レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - まよさん» まよさんコメントありがとうございます！最後までお付き合いいただきありがとうございました！続編は検討中ですが、この先のお話も書きたいものがありまして、番外編を書こうかと思っております🙇♀️ (2021年10月21日 11時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - 鮭るすさん» 鮭るすさんコメントありがとうございます！作者も竜胆さんと別れる時は泣きながら書きましたw自分の作品で泣いてくださる方が居るというとは幸せです😭最後までお付き合いいただきありがとうございました！新作ができたらまたぜひ🙇♀️ (2021年10月21日 10時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - I’m海月さん» I’m海月さんコメントありがとうございます！涙して下さったんですね…作者として本当に嬉しいです😭お気遣いありがとうございます！最後までお付き合いいただきありがとうございました🙇♀️ (2021年10月21日 10時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - ATR214YSさん» ATR214YSさんコメントありがとうございます！無事完結いたしました！最高だなんて嬉しいです😭最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました！🙇♀️ (2021年10月21日 10時) (レス) id: c598b64059 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2021年10月13日 12時
