memories__① (ページ22)

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きっかり15分後、着替えが終わった汐恩くんと大平くんが来て、駅へ向かった。

学校のまわりにもお店はあるが、ご飯に行くとなるとみんなが乗り換えで使う中心部の駅周辺まで出る人が多い。

今日も最初からそのつもりだった。

結局あのあとトイレから戻ってきた豆ちゃんも行くことになり、豆ちゃん、翔也、汐恩くん、大平くん、私、麻衣、桃子の7人で駅へ向かった。

唯一チャリ通の豆ちゃんは駅の駐輪場に自転車をとめた。

大平「なんか俺までお邪魔しちゃってごめんね」

『いや！全然気にしなくていいよ！！

人多い方が楽しいし笑』

汐恩くんと大平くんは軽音部員の中に来たせいで気使っちゃってるみたいだし、麻衣と桃子は相変わらず瀕死状態だし、先行きが不安だ。

翔也「てかどこで食うの？」

豆原「え、決めてないのかよ」

翔也「A決めてないの？」

『3人だといつもファミレスだけど大平くんたちは行きたいお店とかある？』

大平「いや、俺たちはどこでもいいよ」

翔也「んじゃファミレスだな」

『ちょっと、こんなチャンスもう二度とないんだからそんなビクビクしてないで頑張りなよ(小声)』

桃子「むりむりむりむりLINE以外でまともに話したことないもん(小声)」

麻衣「私だってまさかご飯行くとは思わなかったし！！！(小声)」

汐恩「桃子？」

桃子「ひゃい？！」

汐恩「どっから声出してんの笑」

桃子「あ、いや、、」

汐恩「LINEだとめっちゃうるさいわりに学校では話しかけてこないよなー？」

桃子「そんなことないよ？！」

頑張れ桃子！！！！！

あとは麻衣だな、、