memories__① (ページ19)

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その日の放課後。

いつものように麻衣と桃子と軽音部の部室で話していた。

麻衣「え、あんたいつのまに別れてたの？！」

『ちょっと声大きいって、、』

翔也「誰がフラれたってー？」

『あぁもうめんどくさいのが来た、、』

木全翔也。

同じ軽音部の部員で、6組。

つまり桃子の好きな汐恩くんと同じクラスだ。

翔也は人懐っこく友達も多い。汐恩くんも例外ではない。

そのため桃子はよく汐恩くんの情報を翔也から仕入れていた。

桃子「この前花火行ったときはもう別れかけてたよねー」

麻衣「何それ聞いてないよ？！！」

『いや、まあいろいろありまして、』

翔也「いろいろあってフラれたと。」

『ちょっと今ガールズトークしてんだから翔也は入ってこないでよ！！』

麻衣「ちょっと詳しく聞きたいから今日ご飯行こ」

桃子「えーじゃあママにLINEしなきゃ」

『いいけど、、』

桃子「てかAこの前の雰囲気イケメンはどうなったの？」

麻衣「あんたまだ隠しネタあったの？！」

『いや別に隠してたわけじゃ』

翔也「お前も忙しいなー」

麻衣,桃子「「『だから翔也は入ってこないでよ！！』」」

桃子「翔也うるさいしそろそろ卓球部休憩だから廊下行こ」

麻衣「お、そうしよ」

豆原「…お前あんましつこいと嫌われるぞ？」

翔也「うるせぇ！」

『豆ちゃん翔也のことよろしく笑』

豆原「俺に押し付けるなよ〜、」

豆ちゃんこと豆原一成もまた軽音部の部員。

2組だから教室は離れてるけど顔が可愛い上に優しいので私達3人はみんな豆ちゃん推しだ。