26、趣味はなぁに？ ページ27
「鏡花ちゃんはクレープ好きなの？」
「うん、好き」
「近くだと、此処のクレープが一番美味しいんですのよ」
道路脇のベンチに座ってクレープを頬張っているのは、A、ナオミ、鏡花。
『うずまき』での相談が終わり、折角なので横浜巡りという名の女子会をすることになったのだ。
「与謝野先生、来れなくて残念でしたわ」
「忙しそうだった」
彼女も誘ったけれど、患者の対応に追われているらしく、今回はパスだそう。
落ち込むナオミに、鏡花が自分のクレープを一口分けた。
「Aさんは、趣味とかあるんですの？」
「んー。読書とか、カフェ巡り、あとはお昼寝、歌うのも好きだし！結構何でも趣味かも」
ふふ、と笑うAに、二人はどこか惹きつけられてしまう。
「ナオミと鏡花ちゃんは？趣味あるの？」
「…豆腐食べるのが好き」
「可愛い趣味っ！豆腐美味しいよね」
頬を桃色に染めて頷き、ニコリと笑う鏡花。
よほど豆腐が好きなのだろう。
「私はショッピングが好きですわ！よくお兄様と一緒に」
言いかけて、ナオミは思いついたようにポンと手を打った。
「良いこと思いつきました！これからショッピングに行きましょう！Aさん、暫くは横浜に住むのですよね？」
「う、うん」
ナオミは目を輝かせてAの手を握る。
「じゃあ尚更ですわ！お洋服を買いに行きましょう！」
「えぇ！急っ！」
鏡花に助けを求める。
正直、ショッピングは苦手だ。
ズラリと並ぶ商品を見ると、頭痛がしてしまう。
「貴女なら、似合う服が沢山あると思う」
「鏡花ちゃんまでっ？！」
拒否権は無いらしく、腕を引かれて歩く。
人混みを抜ける途中、ドンッと男の人にぶつかってしまった。
「あ、ごめんなさい」
Aの言葉に返事もせず、男は早足で道を進む。
途中で路地裏に入った男は、拳を開いた。
「回収完了」
男の手の平には
小型の盗聴器があった。
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ゆいたろー！(プロフ) - ぺぽんさん» わー！有難う御座います！この作品また見たいと思ってたので嬉しいですッ！！ (1月24日 21時) (
レス) id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - お相手の作品が削除されたことを確認しましたので、再び公開しようと思います。これからもこの作品をよろしくお願い致します。 (1月15日 17時) (レス) id: a5e819fb1a (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - ゆいたろー！さん» ゆいたろー！さん、申し訳ありません。悩んだ末、二章以降を非公開にすることを決めました。こちらを読んでくださる人もいることは重々承知していますが、このまま盗作され続けるのは嫌でした。 (1月10日 18時) (レス) id: a5e819fb1a (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - ゆいたろー！さん» 完結した後でも作品を読んでくれている方がいるのは、とても嬉しいです。作品を書き続ける活力になります。これからもこの作品をお楽しみください。他にも作品を投稿しているので、お時間があればそちらもぜひ。 (1月10日 17時) (レス) id: a5e819fb1a (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろー！(プロフ) - いえいえ、お役に立てて光栄です。これからもこの小説楽しませていただきます (1月10日 17時) (レス) id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぺぽん | 作成日時：2022年5月7日 15時
