かわいいの最上級 ページ27
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「Aかわいいー！！すき！！！」
叫びながら抱きつくと「そたくん、声おっきい」って
言いながらも俺にだらーっと抱きついてくるA。
ほかのメンバーはまた始まったというように呆れてこっちを冷めた目でみてるくるけど気にしない。
「かわいい、かわいい、食べていい？｣
「えー？」
ってにこにこしながら腕の中から俺の事を上目遣いで見てくるAの目はいつもよりキラキラしてて、
「え！なんか今日目キラキラしてる！！！」
「あっそうだ！キラキラのアイシャドウ青ちゃんに貰って使ったの！かわいい？」
「かわいい！！かわいいの最上級！てっぺん！」
褒めすぎだよって照れる顔もかわいくて、顔を手で包み込めば
後ろから剥がされる俺とA。
「おいこら、キスしようとしてんだろ」
といつもより低い湧の声。
「えー、ばれた！今日のAいつもより可愛いだもん！可愛いのが悪いじゃん！」
「普通に考えてだめだろ！｣
A〜！って手を伸ばすとまたかわいすぎる笑顔で俺の手をにぎにぎしてくるAに湧が「Aもこら！逃げなさい！」って怒ってて、
Aの後ろから現れた皇輝くんに
「なんか危ない匂いするからあっち行こっか」
って連れていかれるA。
「こきくん危ない匂いとかわかるの！？」なんて聞いてる天然なAも最強にかわいい、すき。
皇輝くんに連れてかれるAを目で追っていると気づかないうちに湧が目の前にいて、
「颯太、キスするのだめっていってるだろ！」
「なんで！かわいかったらするの！」
「だめなもんはだめ！」
可愛くてキスしようとするといつも止められる俺。でいつも未遂で終わる。
そしていっつも湧と同じこのやりとりをする。
「口はダメ！」
「じゃあ違うとこならいいの？」
「まぁ口よりはましだけどだめ！」
えぇと口をムスッとさせると、「ムスッとしない！」って理不尽に怒られる俺。
「うっちーくん愛の伝え方が軽く犯罪だから」
なんて深田が言ってくるから「合法だし！」と返すと
「Aちゃんの許可降りてないし」
って言い返してくる。ムカつく。
次こそは絶対かわいいAにキスするんだからって意気込むとまたガミガミ言ってくる湧と深田を置いて、近くにいた黒ちゃんに抱きつく。
「にゃんにゃん〜！よしよし」
なんて頭を撫でてくる黒ちゃん。
よし、今日は諦めよう。
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作者名：にゃん | 作成日時：2023年2月5日 3時
