女子と騙したら溺愛された件について【 ブルーロック 】

仲良しごっこだとしても ページ11

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『 ナイスじゃん！玲王、凪！ 』


御影 「 Aもな！パスするなら先に言えよな？ 」


凪 「 てか玲王ばっかずるい、俺も名前で呼んでよ 」


『 じゃー、せーしろ？ 』


凪 「 それがいい 」


『 ん！わかった！ 』


せーしろ、れお、と口の中で小さく呟く


小さく呟いてたはずなのに


御影・凪 「「 どうした？／どうしたの？ 」」


と二人同時に聞いてきた


地獄耳かよおい


『 いやー、別に。二人のこと名前呼び出来て嬉しかっただけだし 』


御影 「 ふーん？ 」


『 何にやにやしてんだ！！ 』


御影 「 んーや！おらおらツンデレめ〜 」


『 黙れボンボン！！ 』


名前呼びしてもいいなんて、本当に嬉しいな


ともだち、できたみたいで


『 あ、あと凪！これでチャラね 』


凪 「 チャラ？ 」


『 ボール来た時の 」


凪 「 あぁ、当たり前じゃん 」


当たり前って…と少し苦笑いする


守ってくれたのは嬉しいけど


『 それでもボクの気が済まないの、ありがと 』


凪 「 …うん 」


そう言って背を向ける凪


『 どしたん？腹壊した？ 』


凪 「 んー…そーゆーことにしとく 」


『 ？ 』


腹壊したならやばいんじゃないか？


まぁいいけど…


そう考えていたらまたモニターが現れた


絵心 「 お疲れ才能の原石共よ。ここでは結果が全てだ。敗れた者は出て行け！×××××！失格！ 」


そう言われて項垂れる失格になった黒髪の人


なんで、どうして、と呟いている


俺はこの人の夢を壊した


奪った


なのに何故…


＿＿＿＿ こんなにも楽しいんだ？

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