深澤センパイの思惑通り。②［紫］ (ページ12)

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▽あなたside

昼休み前、深澤さんが来た。目の前に。

深「いやー昨日はまじありがとね。ちょー助かった！もう途中から記憶なくてさー。わら」

『····· そう、ですか、』

なんだ、記憶無いのか。私に、あんなことしたのも、あんな事言ったのも、全部全部。

深「あ！これ！よろしくね！あとさーお昼、一緒に食いに行かない？」

『ぁ、えっと、今日は····、』

目「俺とだからだめ。」

『え、めぐ！？』

会社違うはずなのになんで居るの、

目「打ち合わせ。今度の合同プロジェクトの。」

『あ、そっ、か、うん、』

深「目黒、来てたのかよ。」

目「まぁ、あ、A、忘れないうちに鍵ちょーだい。」

『え、いま、ちょ、待って、』

なんで今なの、深澤さん居るのに、チラっとめぐを見ると、なにか企んでるような顔をしていて、とりあえず任せとけば良いのかな、？

『ありがとうね、助かった。』

目「いーよ、別に。あ、それかこれ持っとく？」

深「だめ」

目「なんで？ふっかさんには関係、ないよね。」

深「だめなもんはだめ。」

目「この際言わせてもらいますけど、こいつのこと弄ぶなら辞めてくれません？俺は本気なんで。」

『ちょ、めぐ、！』

深「はぁ、？何言って、」

目「A、行こ。」

『え、めぐ、ちょ、阿部さんすいません！お昼行ってきます、！』

阿「はーい」

ほら、また。

期待させるだけさせて肝心なことは何も言ってくれない。