深澤センパイの思惑通り。［紫］ (ページ8)

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▽あなたside

めぐに着いていくと、賑わうThe居酒屋！って感じのお店に。

『なんかこうして一緒に居んの久しぶりで、大学に戻ったみたい』

目「なんだかんだもう2、3年前だしね。」

『でもまだそんなもんなんだね～、毎日忙しすぎてもっと経ってると思ってた』

2人で、ビール片手に思い出話や、最近の話に花を咲かせる。

良く2人で電車に乗り遅れそうになって階段ダッシュしたねーとか、電車目の前で乗り過ごしたねーとか。

レポートを2人で徹夜して、寝坊しかけたこともあったし。

目「なんだかんだ、大学行ってる時はAとずっと居た記憶しかねえや(笑)」

『そりゃあねぇ ··· 、思ったより波長合ったんだもん。そんなこと言ってめぐだってすぐ私のとこ来てたじゃん。』

目「頼れんのAしか居なかったんだもん、仕方ない。」

めぐは昔からモテてたのに、大学在学中はほとんど私と同じ時間を過ごしてる。

···· 今更だけど、大学生活全部私で良かったのかな。

『ねぇ、めぐってさ、大学んとき彼女居なかったの？』

目「居なかったよ」

『作んなかったの？』

目「んー別にお前居たし。」

『なんだそれ。てか、今は？』

目「居たら2人で飲みに来るわけないでしょ」

『あ、そっか。』

····· 仲良しだけど、めぐってやっぱどっか掴めないや。