深澤センパイの思惑通り。［紫］ (ページ7)

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▽あなたside

仕事終わり、駅へ向かって歩いていたら肩をトントン、と叩かれて振り向けばにこにことした男性が立っていた。

『 ··· え、めぐ？』

目「久しぶりじゃん。」

『待って、全然分かんなかった ··· 』

大学が同じで、良く講義も被ったりしてから話してたし、レポートを一緒にやったりしてた。

残念ながら就職先は違ったものの、こうして偶然会うことなんてあるんだ ··· 。

てか、なんか当時から " 格好良い " なんて騒がれてモテてた彼だけど、なんかよりその見た目に磨きが掛かった感じがする。

大人になったんだなぁ、

『めぐも仕事終わり？』

目「今日は久しぶりに定時上がりだったんだよね。」

『あー結構忙しい感じ？』

目「まぁ、それなりにね(笑)てかさ、折角だし、ちょっと今から時間ある？」

当時を思い出させるような笑顔を浮かべながらくいっと飲むようなジェスチャーをして、私の腕を掴んで賑わう飲み屋街へと歩き出した。