深澤センパイの思惑通り。［紫］ (ページ34)

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▽あなたside

家に入って、お風呂に入ってスキンケアをしていたらメールが届く通知音がした。

結構夜も遅い時間なのに誰だろ、と思いながら携帯をつけてディスプレイを見れば " 深澤さん " の文字。

深澤さんからのメールなんて珍しくて、どうしたんだろう、と身構えてしまう。

急ぎの用だと申し訳ないし、すぐに開けば

深澤さん夜遅くにごめんね。ちょっと聞きたいことあって
どうしたんですか?深澤さんから連絡なんて珍しいですね。
深澤さんまぁ、ちょっとね。Aちゃんってめめと付き合ってんの?
え、なんでですか?
深澤さんんーなんとなく?

どうしてこんなこと、深澤さんが気になるんだろう。

深澤さんの部下の子でも私に紹介したいのかな。

『なんて返そ、』

〈付き合ってないですけど、告白はされました〉

『いや、違うなぁ、』

打った文字を全て消してまた打ち直す。

結局、返事は、

めぐとは付き合ってませんよ。
深澤さんそっか、なら良いや。聞きたかったことそれだけだから。夜分遅くにごめんね。おやすみ。
いえ、おやすみなさい。

どこかいつもの深澤さんではないような気がして、質問の返し方、良くなかったのかな、なんて少し後悔。

めぐに告白されたことを深澤さんに隠してるのもしかして、バレてるのかな、

だって、めぐが深澤さんに言ってるってことも···

さっきの返し方、どう返せば良かったの？