深澤センパイの思惑通り。［紫］ (ページ33)

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▽ ページ33

▽あなたside

『めぐ、あのね、私、』

目「言わなくても分かってるよ。
Aはもう気付いてるんでしょ？」

『めぐ、』

めぐは、昔からすぐ私の変化に気づいてくれて、私が欲しい言葉をくれる。

目「でも、俺はずっとAを好きなままで居るし、隙あれば奪いに行くつもりだから。」

『めぐ ··· っ、』

目「もう、すぐ泣くじゃんお前(笑)」

この日はめぐがご飯を奢ってくれて、ご飯中は、「ふっかさんのどこが好きなの？」とか「ふっかさんのこといつ好きになったの？」とか、それはもう色々聞かれた。

その後はちゃんと家まで送ってくれて、

目「ふっかさんに泣かされたら俺んとこおいでね」

『遠慮しときます(笑)』

目「ふっかさん優しいもんね。じゃ、また。」

『うん、ありがと。おやすみ。』

めぐはいつも飲んだら逆方向なのにマンションの前まで送ってくれる。

改めてめぐってほんとにモテ男だなぁって思った。