深澤センパイの思惑通り。［紫］ (ページ14)

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▽あなたside

深澤さんが隣に居るのはどうしようもなく緊張するし、ソワソワしてしまう。

そのせいだと思う。

飲みすぎちゃったのは。

『ふかざあさん、』

深「あらら、飲みすぎちゃったのかぁ」

『んんー··· 、ねむたいです、ふかざわさ、』

気付いたら結構人は帰ってて、遠くに居た阿部さんが駆け寄って来てくれた。

そういや、１回だけ阿部さんにお世話になったことあったっけ。

阿「あーあ、目黒に飲ませすぎないでくださいねって言われてたのになぁ(笑)」

『んぇ、めぐぅ？あ、あべさん、』

めぐ、阿部さんと知り合いなの？とか聞きたいこと沢山あったのに、アルコールのせいで頭が回んなくて、とにかく近くにいる深澤さんが良い匂いすぎる。

なんか離れたくないかも、

阿「ほら、Aちゃん立てる？」

『んー、ふかざわさん、』

深「およよ、俺なの？阿部ちゃんのが良いんじゃないの？」

『ふかざわさんがいいです、はなれたくない、』

あぁ、ダメだ、もう寝ちゃいそ、

深澤さんの香りを強く感じたまま夢へと落ちていった。