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モモ「 本当にやるんですか？
3週間も拘束されるなんて相当コスパ悪いですよ？ 」
サルサ「 いや、3週間で100万だぞ？
これまでの依頼からしたらかなり高コスパ！
電気代や光熱費の節約にもなるし 」
ワンちゃん「 あー、それめっちゃ思います！
俺また電気止められるとこだったんすよ 」
トリハダ「 ワンちゃん、なんでそんなに電気
すぐ止められちゃうの？ 」
大きなボストンバッグを抱えた青年が4人、
バスに揺られながら会話をしている。
サルサ「 まあ…このペットってのがちょっと
気にはなるんだけどな 」
そうスマホの画面を指差しながら
眉間に皺を寄せるのはサルサこと早川優。
トリハダ「 やばい動物を違法輸入して
飼ってるって人、最近多いもんな。
可愛いのならいいけど、獰猛なのだったら
まじで俺は帰るよ。別にお金に困ってないし 」
ため息を漏らすのはトリハダこと柳圭一。
ワンちゃん「 まぁたそうやって中途半端に
びびらせる〜…トリハダさんまじ性格悪いっすよ 」
拗ねた幼子のように口を尖らせるのは
ワンちゃんこと秋田若大。
モモ「 仲間割れとか止めてくださいよ、
撮れ高どうしてくれるんですか！ 」
ハンディカメラで3人を映し続けるのは
モモこと百本豪。
4人は今日、とある「簡単なお仕事」のために、
人里離れた屋敷を目指していた。
早く生涯賃金を稼ぎたいがために
多少の危険を顧みずアルバイトを転々とするサルサ。
実家は裕福なため特に働く必要はないが
都市伝説やオカルトの類が好きで
怪しいアルバイトに応募しているトリハダ。
電気や水道が止まるのは日常茶飯事。
それどころか、今日食べるものすら
まともに買えない、極貧大学生のワンちゃん。
とあるテレビ局の新米ディレクターとして
怪しいアルバイトを続ける3人を
撮り続けているモモ。
目的は違えど、それなりに気の合う4人は
なんだかんだ仲は良いようだ。
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作者名：絢瀬.｡ | 作成日時：2020年5月21日 3時
