【ハイキュー!!】彼との相性は最悪です。【月島蛍】 (ページ17)

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15.小テスト。ページ17

12話訂正のお知らせ。
リベロはサーブ打たないんですね………。
調べが足りませんでした打たせてしまったすみません！！！！
セッター固定で他のメンバーはグルグル回る設定にします。
だ、大丈夫ですかね…………？

にゃそ様、ご指摘ありがとうございました！

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＊＊

ある昼休みのこと。

｢…………なにこれ｣

進学クラス1年4組、窓側の席の彼。

『英語の小テストです……』

"２点"と赤字ででかでかと書かれ、それと合わせて、"自分の名前のスペルくらい正しく書け！！"と、乱雑に書き殴られた英語の小テストちゃん。

……ちなみに私の。

｢これを僕に見せて何を求めてるの？

もしかしてコピーとって進学クラスの黒板に貼って大声で笑ってほしいの？｣

『やめろよ！！！！！！！！？
鬼か！！！！！！！！！？』

笑みが不吉。怖い。黒い。危険。要注意人物に認定しますわあい！！！！

叫び散らすと、うるさい、と呟き、嫌そうな顔をする月島コノヤロウ。

本当は月島に頼むなんて嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で嫌で仕方ないけど、私には頭のいい友達なんざ存在しない。

『英語を教えろ下さい月島クソノッポ先輩！！！！！！』

｢まずものの頼み方から学び直してきてくんない？｣

＿＿＿＿＿＿放課後。

部活が休みなので月島のクラスに。

頬杖を着きながらこちらをジト目で見てくる月島。

｢で？別に定期テスト近い訳じゃないのになんで頼んできたりしたわけ。｣

『それにはふかぁぁぁいわけがありまして………。
事の始まりは2日前…………』

｢帰る｣

『ごめん嘘だから帰らないで！！！！！！？』

荷物を持ち、ガタッと席を立つ月島の腕を必死に掴んで止める。

頼むから帰らないでくれ。君は私の命綱。

はぁ、と溜め息をつき、席につく巨人。

『なんだかんだ戻ってきてくれる月島』

｢なにが言いたいの？｣

『なんでもないです』

そろそろ(主に上からの)圧が凄いのでまともに話します。

『来週ある英語の小テストの追試で80点以上取れなきゃそっから1週間毎日補習とか言われたのでこれは回避しなきゃと思いました』

｢へぇ｣

チラリ、と月島の方を見ると、なんとも興味無さそうに私の英語の小テストを眺めてる。
…こいつ話聞いてんのか？

『………えっそれであの勉強教えてください』

｢無理｣

『！？』

え、まって？

なに無理って！！！？