【ハイキュー!!】彼との相性は最悪です。【月島蛍】 (ページ15)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:49,754 hit

13.誕生日。ページ15

『ひぃ、ひぃ…………っもう無理じゃ………………』

3セット目にしてまさかのダウン。
うっそめちゃめちゃ体力落ちてて笑う。

もう1回！！と叫ぶ翔陽に、先輩達がなんとか休憩にしよう、と言ってくれたおかげで休憩をもぎ取れた。

もう先輩だいすき…………私惚れた……………。

大の字になって倒れていると、ドリンクを飲みながら、タオルで顔を拭く月島が隣に座ってくる。

くっそ汗かいてるけどめちゃめちゃ余裕そうなの腹立つなぁ！！？

ちっ、と心の中で舌打ちをすると、月島が、ふ、とこっちを見下しながら笑ってくる。

｢情けないカッコしてるね｣

『潰す』

｢僕を潰すより先にぶっ潰れてるのはそっちみたいだけど｣

『うるさい』

あーもー汗が目に入ってしみるし痛いし体中疲労が酷いよ月島のせいで。

私も喉乾いたけど動く力ないし……………ってあそうだ。

『月島、私のドリンクとタオルも取ってきてよ』

｢突然上半身起こして何を言うかと思ったら…………。
上半身起こす力あるならそんくらい自分でやってよ｣

『先輩命令』

｢君はいつから僕の先輩になったの。｣

なんだこいつ！！！

疲れたマネを労われくださいコラ！！！！！

『生まれた時からだよ！！！
誕生日いつ！！！？
私の方が早かったらタオルとドリンク取ってきてよ！？』

我ながら理不尽だと思う。
てかこれで私の方が誕生日後とかだったらやべえ。

｢理不尽極まりないねそれ。
9月27日。小鳥は？｣

『アッソウデスカ。なんかサーセン。』

｢……………(僕よりあとだな)

誕生日いつ。｣

やっばい私月島よりあとに産まれてるとかまじかよ絶対私の方が先だと思ってたよ嘘じゃん泣いちゃうてか9月かよ12月じゃないのかよ。

なんか教えんのが(聞いといて)癪に障るので、11月8日ｯｽ、ととんでもなく小さい声でボソッと呟く。

｢いや聞こえないんだけど｣

『…………11月8日ｯｽ』

｢この距離でも聞こえないレベルの声量で喋らないでくれる？
いつもの馬鹿みたいにでかい声はどっから出してるわけ？｣

『馬鹿じゃないし！！！！！？

11月8日っつってんだろアホ島！！！！！

馬鹿って言った方が馬鹿なんだよばぁああか！！！！！』

めちゃめちゃ腹が立ったので言い返してやった。
もうこの際誕生日とかどうでもいいわ。
私に馬鹿とか言いやがって許さん。

｢………今の話が正しかったら君、馬鹿になるけど｣

『は？
………………あ。』