【ハイキュー!!】彼との相性は最悪です。【月島蛍】 (ページ11)

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9.入部。ページ11

｢小鳥Aちゃん、いるかしら。｣

あぁ、やっぱり。

『………潔子先輩！

どうしたんですか！』

はぁ美人。今私美人と同じ空気吸ってる。やばい美人になれそう(？)

そんなことを考えながら、潔子先輩の元へ行く。

もちろん、途中、潔子先輩に話しかけようとしていた虫けらをどかして。

｢男バレ、マネやるかなって……。｣

『えあえっとですね！！いまちょっと悩んでるんですよねー！』

あぁ嘘とか心苦しい。

でもみんな冷静になってよく考えて？？

今私と同じ状況だったらみんな絶対私と同じ事するし言うからね？？？

こんな天使目の前にして断るなんてことしてみろ。

彼女が悲しい顔するだろ！！！？

そんなの見たくないだろ！！！！？

少なくとも私は見たくないんだよ！！！！

せめてこのお方には私からじゃなく他の誰かからで……………(勇気ないだけ)

｢あ、そうなの。

昨日Aちゃんが体験に来てくれて、いつもより楽しかった。

男バレのマネ、いつもは私1人だけだから、さ。｣

『入部します』

｢え！！？ほ、ほんと！？

も、もっとよく考えてからでも…｣

"自分の意見を大事にしてね"と、手を小ぶりに振る潔子先輩が尊い。

だっておま、入部してくれないかなぁって言いながらちらっと顔見られてみろ！！！！？

いくら私の方が身長低いからってほんとに上目遣いでおねだりされてる気分だよ！！！

脊髄反射で潔子先輩に返事をして入部決定。

今まで散々悩んでいたものが1秒もしないうちに消し去られました。

『気づいた時には入部届をしっかり武ちゃんに提出してましたね。はい。』

｢……………馬鹿なの？｣

『なんでだよ！！！！！』

うわ月島の目すっごい。

あっやめて。次元が違うものを見る目でこっちを見ないで！！！

『しょうがないよね。相手が悪かった。

多分月島相手だったら負けてないよ。』

｢ごめんなんの勝負？全く話が読めないんだけど。｣

『おねだり耐久勝負だよ！！

月島おねだりされたって別に痛くも痒くもないし

そのまま入らないよばーかとか変顔して言う自信ある。』

｢僕が君なんかにねだるわけないでしょ。｣

『デスヨネ』

敗北感がひどい。

白目になっていると、気持ち悪、と言いながらさっさと練習に参加していく月島。

うっわ言うだけ言って先行きやがった。許せん。

＿＿＊

更新してなかったごめんなさぁあいい！