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「 …お前なんでここに居んの 」
そう 、 向かった先は 大貴が居る教室 、
すなわち 大貴のクラスへとわたしは来ていた。
『 ……これ 、 』
握りしめて 少しくしゃくしゃになった紙を
大貴に差し出すと それを覗き込んだ。
「 借り物競走 、 って物じゃねーじゃん 笑 」
同じような反応をしたかと思えば 、
ふわりと 大貴が笑う。
…久しぶりに見たかも 、 大貴の顔も
笑った顔も。
『 …一緒に来て貰ってもいい 、? 』
「 行かなきゃ A 失格になんだろ 、
…行くしかねーじゃん 笑 」
そう言って 少しだるそうに 頭を掻きながら 、
大貴が立ち上がる。
「 …あ 、 そのままだと風邪引くぞ 」
少し遠慮がちに タオルを頭にかけられて くしゃっと
汗を拭かれる。
「 俺ので申し訳ないけど 、 …ないよりマシだろ 」
昔から 走ったりすると 代謝が上がりすぐに汗をかく
わたしのことを思っての行動だろう。
たったそれだけのことなのに ドキドキが止まらなくて
固まってしまう。
「 …行かねーの? 」
『 ……行く 、 』
大貴の後に続いて 元来た道を急いで走る。
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名取有颯@年中dr期(プロフ) - 失礼します .. ! この 作品 の 大貴くん ものすごく 私 の 好み で つい コ メ ン ト させて いただきます ! 他 も 愛琉さん の 作品 を 愛読させて いただいて いるのですが 、お話 の 雰囲気 が 可愛くて 大好きです ! 更新 頑張ってください ! (2019年9月30日 20時) (レス) id: ac0bcb4ec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛 琉 . | 作成日時:2019年9月13日 14時