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わたしと山田くんを交互に見て 気まずそうに部屋に入る
『 …どうしたの? 』
「 ……や 、ちょっと話したいことがあってさ 」
『 何? 』
「 ……ちょっと 、 」
山田くんをチラリと見て 中々話そうとしない大貴を見て
なんだか 苛々してしまう。
…大貴は 何がしたいんだろう。
『 ここでは話せないようなことなの? 』
「 ……鈴から聞いた。
二度と Aに近付くなって 山田が言ったって 、 」
〈 …あぁ 、 言ったよ?
大ちゃんが出した答えはそれなんだろ?
だったら俺は もう遠慮しない。 〉
今まで黙っていた 山田くんが 真っ直ぐに大ちゃんを見て
迷いもなく 一言呟いた。
「 …なんでそうなるんだ? …俺はまだ 、
『 ねぇ 、 大貴は一体何がしたいの?!
…わたしのこと嫌いなら 迷惑なら もう放っておいてよ!
疲れるくらいなら 、 もう来なくていいっ!
…先輩と仲良く過ごしてればいいじゃん 』
" なんで " って わたしがそう聞きたかったよ。
先輩が言っていた言葉を 全て信じたわけじゃない。
…だけど 、 今の大貴はよくわからない。
「 ……なんだよそれ。
お前にそんなこと言われなくたって こっちは仲良くやるよ
意味わかんねぇことで 逆ギレしてくんなよ 」
『 …はぁ? 何が意味わかんねぇことよ!
自分の胸に聞いてみなさいよっ!
もう 、 あんたのせいで こっちもいい迷惑だよ 』
「 …あぁそうかよ。
じゃあもうどーでもいいわ。 」
バンって扉を開けて そのまま 大貴は行ってしまった。
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名取有颯@年中dr期(プロフ) - 失礼します .. ! この 作品 の 大貴くん ものすごく 私 の 好み で つい コ メ ン ト させて いただきます ! 他 も 愛琉さん の 作品 を 愛読させて いただいて いるのですが 、お話 の 雰囲気 が 可愛くて 大好きです ! 更新 頑張ってください ! (2019年9月30日 20時) (レス) id: ac0bcb4ec5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛 琉 . | 作成日時:2019年9月13日 14時