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お姉ちゃんの決意 ページ12

Aside



「……え?」



涙目のまま、さかたんは私の方を向く




私はさかたんの膝の上にあったさかたんの両手を両手で握りしめた



『私は、彼方と真冬と翔大が来たとき、仲良くなりたいって、頼ってほしいって、そればっかりしか考えてなかったの、



奏くんも、同じだったんじゃないかな、



もし反抗されたら、もし仲良くなれなかったら




逆にその事が一番嫌だったんだと思う。私もそうだから』




「で、でも、俺らはどうせ他人やん、血も繋がってあらへんし、仲良くなる意味なんて……」





『あるよ』





さかたんが言葉を発している途中に私はその言葉を言葉で遮る





『私は、あの3人のお姉ちゃんだから、

奏くんは、さかたんを合わせた4人のお兄ちゃんでしょ?



私も、奏くんも、君たちがいなかったら、ずーっと一人暮らしだったんだよ?



他人なんかじゃない、奏くんと、さかたんは家族なんだよ』





私は、そういいにこっと微笑む




「かぞ、く……」




『さかたんには、たくさんの家族がいる、シェアハウスのみんな、全員家族なんだよ?



家族だから、一杯迷惑かけて、頼って、心配かけるのも、当たり前!』





「ほんとに?……ほんと、に、俺は、迷惑やないん?……」




さかたんが目にためていた涙を頬に何滴も垂らす




『うん!』




私は、さかたんの質問に笑顔で答えた






さかたんは、今までにないくらい最高の笑顔をして




「そっかぁ、……家族、かぁ、……えへへ……」





と、照れ始めた




かわいいいいい!!!!←





『ほら!みんな(家族)の元へ行っておいで!みんな待ってるよ!』





私は、握りしめていた手を離し、さかたんに向かって微笑んだ




さかたんは




「うん!!」




と喜んで返事をして、走って私の部屋を後にした








「いつかは、会える____」





『!』





突然、るすくんの言葉が脳内にリピートされる








会えるなら____




















































































Aお母さん、私、海外行くよ

3人の弟と→←さかたんの悲しみ



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設定タグ:歌い手 , そらまふ天月 , シェアハウス   
作品ジャンル:恋愛
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つむぐ - やのさんの作品、とっても面白いです!!!!応援してます! (2020年8月11日 13時) (レス) id: 88b02305d1 (このIDを非表示/違反報告)
KOKESI(プロフ) - 夜中にごめんなさい。そして1年前の作品にコメントしてしまいすいません。泣きました。勇気貰いました。ありがとうございます。素敵な作品をありがとうございました! (2020年7月6日 3時) (レス) id: 33ecba25f2 (このIDを非表示/違反報告)
緤那 - あ、涙腺崩壊物語や。これ。 (2019年5月28日 0時) (レス) id: e459f629a2 (このIDを非表示/違反報告)
OWL~オウル~ - とても面白いです!最後のところで目から水が....(ノ_<。) (2019年5月1日 10時) (レス) id: 18a2c8b85d (このIDを非表示/違反報告)
愛香(プロフ) - すごく面白かったです!今やのさんの作品を全部見るっていうチャレンジしてるんですよ笑笑 ラストが感動的過ぎて、今から出かけるのに目が赤くなりそうでした笑笑 (2019年4月21日 8時) (レス) id: 02509c761b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:やの | 作成日時:2018年7月9日 21時

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