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25.告白宣言 ページ25

『…………ふわぁ、……』





「ゴリラはあくびしてるときもブスだね、おはよう」





『愛知県名古屋市、東山動植物公園にすんでるイケメンゴリラに謝れや!』





朝、道を歩きながらあくびをしていると、隣で歩く真冬に罵倒される。




……はぁ、朝から真冬と登校なんて、……まぁいつもことなんだけどね、……。





1度くらい、真冬のいない生活をしてみたいもんだ。







『……決めた!』





「………………は?」






『……私、天宮くんに告白する!』






.







.








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.






.







「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」





『うるさっ!……』





普段女の子みたいに高い声なのに、更に高音で叫ばれる。





耳を押さえて文句を呟くと、真冬は言葉を続けた。






「ちょ!やめときなって!絶対A振られるって!」




『そんなのわかんないじゃん』





「泣かれても困るのは僕なんだよ!ね!?今日はおとなしくAの部屋で僕とゲームしよう!?」





何故か焦り気味の真冬。……だが、私とてそんなあれやこれや変える人間ではない。





一度決めたら、絶対に最後までやりとおしてやる!ってずっと思ってる。






『無理、私、放課後天宮くんに告白するから!』




「……な、なんで?そんなに翔太くんが好きなの?」




『うん』





真冬の震えた声が、耳に届く。





だけど今は、天宮くんのことに集中したくて、その震えた声に気づかない振りをした。






「……………そっか。
じゃあ僕がいると翔太くんに誤解されちゃうね。……僕、先に教室行ってるから」





真冬は軽く手を振り、寂しそうな顔で笑って私の前を走っていった。




…………普通なら、いつもなら、これで天宮くんのことに集中できるはずだった。









……なんでなんだろう。今追いかけないと、真冬が……





.





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.






真冬が、……いなくなっちゃいそうで____





私はそんなの想いを抱えながらも、小さくなっていく真冬の背中をただ見つめるだけだった。

26.煽りに煽りを重ねて→←24.恋の残酷さ



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設定タグ:まふまふ , 歌い手 , 学パロ   
作品ジャンル:ラブコメ
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つむぐ - やのさんの作品、どれも面白かったです!別垢になってもずっと応援してます!お疲れ様でした! (2020年8月11日 18時) (レス) id: 88b02305d1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきか - 小説の最後の意味教えてほしいです (2019年10月27日 21時) (レス) id: f42ad21887 (このIDを非表示/違反報告)
ヽ(・∀・)やぁ - お久しぶりです。受験勉強で見れてないうちに...。新しい垢見つけたらコメントしますね!ずっとずっとやのさんの作品が大好きです! (2019年7月9日 6時) (レス) id: f277aaf274 (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - あなたの作品が大好きです!今回の作品も号泣させていただきましたw別アカになろうが必ず見つけ出します! (2019年6月16日 9時) (レス) id: f16806af0a (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - 今作も遅くなりましたが、読ませて頂きました。最後のつっかえる感じがとても好きです。また、貴方の書く作品に出会えたら嬉しいなと思います。お疲れ様でした!!!(^^) (2019年5月5日 23時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:やの | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年4月20日 22時

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