14.バカ。 ページ14
「…………ほんっとうにごめんなさい!」
『いえいえ!!こんなやつ地べたにふんでもらっても構いません!』
「ふざけるな!!」
私はわざわざお辞儀をしてくれるイケメンくんの両手をつかんで、そういい放つ。
後ろで真冬がなにかいってるけど、気にしない気にしない!
『よければお手伝いしましょうか!?』
「……え、そ、そんなの申し訳ないですよ!向こうのマンションなんで!」
『いえいえ!ぶつかってきたこいつが悪いんですから、大丈夫ですよ!』
私とイケメン君は、真冬をおいて話を進めていく。
よっし!!これで家まで入って、あわよくば彼氏に……ぐふふふふふふっ、
「……Aがいくなら僕も行きます!人は多い方がいいでしょう!?」
『……はっ!?』
「…………お二人とも、お優しい方なんですね!!では、お言葉に甘えさせていただきます!お願いします!……」
こいつぅぅぅぅぅぅ!!せっかく私とこのイケメン君とでウハウハしようと思ったのに!……
私はイケメンくんの天使な笑顔に悶えながらも、真冬を影でにらむ。
「…………えっと、これと、……これ、で、貴方がこれと、これ!……持てますか?」
イケメン君に荷物を分配され、私たちは荷物をわけてもつ。
……すこし重い気がするけど、大丈夫かな。
……それと、真冬のせいで私のウハウハ計画が終了したんですけどぉ!?
少しの不安とヤバイくらいのストレスを胸に、私たちは帰り道と逆の方向へと向かった。
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「…………男の家に一人でいかせる馬鹿が何処にいるんだよ……バカ。」
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つむぐ - やのさんの作品、どれも面白かったです!別垢になってもずっと応援してます!お疲れ様でした! (2020年8月11日 18時) (レス) id: 88b02305d1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきか - 小説の最後の意味教えてほしいです (2019年10月27日 21時) (レス) id: f42ad21887 (このIDを非表示/違反報告)
ヽ(・∀・)やぁ - お久しぶりです。受験勉強で見れてないうちに...。新しい垢見つけたらコメントしますね!ずっとずっとやのさんの作品が大好きです! (2019年7月9日 6時) (レス) id: f277aaf274 (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - あなたの作品が大好きです!今回の作品も号泣させていただきましたw別アカになろうが必ず見つけ出します! (2019年6月16日 9時) (レス) id: f16806af0a (このIDを非表示/違反報告)
Rmd(プロフ) - 今作も遅くなりましたが、読ませて頂きました。最後のつっかえる感じがとても好きです。また、貴方の書く作品に出会えたら嬉しいなと思います。お疲れ様でした!!!(^^) (2019年5月5日 23時) (レス) id: 4a935f5230 (このIDを非表示/違反報告)
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