28.ご相談 ページ28
あれから翌日、そらるが現れることはなかった。
そんな憂鬱な感情のまま、私は廊下の床をみながら歩く。
……私、契約者なのに、そらるになにもしてあげられなかった。
……何て役立たずだろう。ほんと。
『うっ！』
そう思ってあるいるうちに、私は誰かとぶつかり、尻餅をつく。
『……い、たた、……ご、ごめんなさ、……』
「……Aちゃん？大丈夫？」
そう謝ろうとして顔をあげると、
……浦田先生が私に手を差しのべていた。
私はその行動に甘えて、自身の手をおき、起き上がらせてもらう。
「……そんな浮かない顔して、どうしたの？」
そう色っぽく笑う浦田先生。
周りの女子ちは頬を赤らめながらそんな浦田先生を噂していた。
浦田先生が、あいつ？そらるが嫌な人？……
『……あの、浦田先生、』
「……ん？」
『……ちょっと、ご相談したいことが……』
すると、浦田先生の口角が更に上がった。
「……ふふっ、いいよ、なんでも聞いてあげる」
そんな浦田先生の了承のもと、私たちは二人で話せる場所へと向かった。
.
.
空き教室、私と浦田先生は向かい合って椅子に座っていた。
窓をみると次々と下校していく生徒たち。
「……で、相談って？……やっぱりそらるさんのこと？」
『……はい。』
そう私の相談内容を確実に当てに来ている浦田先生に、私はコクリと頷く。
浦田先生なら、知っているかもしれない。
『……そらるの、そらるの過去が知りたいんです。』
私は膝にある拳をぎゅっとまるめ、真剣な顔でそう告げる。
そらるの過去がわかれば、そらるの苦しみだってわけあえるかもしれない。
そらるだけ悲しむのは嫌だよ……。
「ふふっ、ずいぶん溺愛してるんだね」
『…………な、なななっ！』
そうからかうようにクスクスと笑われ、私は恥ずかしさゆえに顔が赤くなる。
別に溺愛してる訳じゃないし！！うん！！
「……いいよ。君がそれを望むなら、俺は邪魔をしない。……といったも、もう一人、俺の仲間を呼んで話すけどね。」
『……え？』
すると浦田先生は立ち上がり、腕をあげて、指をぱちんと鳴らす。
「……ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！」
その音と共に、痛々しい音と声が教室中に響いた。
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ましゅ - そらる吸血鬼えろるすぎやr((( めっちゃ好きです！！ (2022年7月17日 9時) (
レス) @page35 id: de60ba5332 (このIDを非表示/違反報告)
蒼也 - 440票目ゲット!シャー↑ (2019年7月15日 23時) (レス) id: 86451e69dd (このIDを非表示/違反報告)
利闇涙(プロフ) - 初コメ失礼します！めっっっっっちゃ感動しました！とても面白かったです！完結おめでとうございます！お疲れ様でした！ (2019年5月11日 12時) (レス) id: da6ca6fcda (このIDを非表示/違反報告)
やの(プロフ) - 夜空(主にDS)さん» おぉぉぉぉwwありがとう！！wwあんまりやると怒られちゃうかもだから気を付けてね！w(でも小説の感想だからワンチャン大丈夫かもw) (2019年3月30日 0時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(主にDS)(プロフ) - うらたん、いい人だったw吸血鬼、萌えた(萌えはてたわ)私も長々とコメしてるやつにちゃんと返してくれるやのん好きよ← (2019年3月30日 0時) (レス) id: 1e511e327c (このIDを非表示/違反報告)
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