リバース男子の扱い方【まふまふ】

おまけ ページ38

……あ、そういや、棗からもらったやつつかってなかったや。





……まぁ、あれは最終手段だったし、使わなくて良かった良かった。






「……Aちゃん？やけに嬉しそうな顔してるけど……」





あい、……ｺﾞﾎﾝｯ、真冬くんはそんな私をキョトンとした目で見つめる。






……あ、やべやべ。真冬くんに見られたらしんでまう。






『ううん！なんでもな、……』







“ﾋﾟﾛﾝｯ♪”と、ポップな着信音が耳に止まる。






私は自分のかなとおもい、バッグを開ける。






……うわ、携帯奥の方にあるじゃん……。







私は頑張って手探りで携帯をさがしだす。






……ん？なんだこれ。






紙のような素材を見つけて、私は力をいれて引っ張る。







鞄から取り出すと、…………棗からもらった封筒が少しくしゃくしゃになっていた。







「……封筒？これ何？」







真冬くんは見ていたようで、私が手にしている封筒を見るとそう問いかけた。






……ヤバイ、真冬くんだけには見られたくない！






『……な、なんでもないよ！』






「……むむっ、……あやしい……



はっ！……まさか、ら、ラブレター！？付き合って早々浮気なの！？」






ちがぁぁぁぁぁぁぁぁう！！！






違う！！違うけどさ！！考えなくていいから！！






『き、気にしにないで！ってか、携帯携帯！……』






「その中身見させて！」






『やだよ！！……』






「そ、そんなに見せたくないものなの！？影で二股かけてるの！？」






『違うけど！！……』






「だったらいい……じゃんっ！……」







『……あ、ちょっ！……』






すると真冬くんに身長いうなの武器で封筒をとられてしまった。





ヤバイヤバイヤバイヤバイ！！……あれを見られたら！！……






「……なんだろう、」





真冬くんはピラッと封筒を開け、アレを取り出す。






あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！





やめてええええええええええええ！！！！！






「……………………こ、これ、……」






真冬くんはプルプルと手を震わせて、それを見つめる。





オワタ……






……アレ、とは、……私の寝顔写真。棗が非常用にくれたんだけど、……







「ひゃ、百万円でかいます！！」





『百万いらんから返せ！！』





「絶対やだ！！家宝にする！！」






『……あぁもう！勝手にしろ！！』





「うん！」






結論:取られた

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