そらるを守りたい。【そらる】

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あれから、何日たっただろう









もう、明日で卒業となってしまった









なんで、こんなに時間がたつのは早いのか









疑問を抱えながら、この日、最後の作戦を書き込んだ









目的:そらるを守ること









もう、明日が来る









23:59









ベッドに座って、目覚まし時計を眺めていた









『あと15秒』






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『あと10秒』




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『あと5秒』





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3



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2






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1






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0







0:00








時計は、0時になった









今日は卒業式









この日が、私のすべてだ









多分、そらるを助けられなかったら、また願うんだと思う









……でも、もう叶えてくれないかな？









そう思いを抱え、ゆっくりと背中を倒して、瞼を閉じた









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『……』








自然に目を覚まして、目覚まし時計を見る









6:30








ぴったりだな、私









私は起き上がり、着替えて、リビングに向かう









「あら？A、今日は早いじゃない、もうごはんできてるわよ」









『うん』









あぁ、こうやってお母さんと話せるのは、これで最後なんだ









私はそれを噛み締めて、朝食を食べた





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『いってきます！』









そう大声を出して、外に出た









本当はまだ眠い、









お母さんともっと話したい









棗にお見舞いしてあげたい









ろんさんとも仲良くしたい









あまちゅに“大丈夫”っていいたい









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そらると、仲直りしたい







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『皆、大好き』









私はそらるが好きな空を見上げて、笑って呟いた

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