そらるを守りたい。【そらる】

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「……そういえば、ちゃんくろとAはチョコくれないの？」








「え？わしあまちゅにあげた」







『私作ってない』



　




「……まぁいいや、段ボール3個分もらったし、妹たちに分けてやろ」









こういうときはお兄ちゃんとして自覚あるんだ








そう思う









「段ボール……三個分！？」








『やばっ、……』








今気づくと、段ボール3個分ってヤバイじゃん……









「あ、……いやでも、」









「そ、そらるさーん！」









私と棗は目を見開いた








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なぜなら、あまちゅが段ボール5個運んでいたから









「……はぁ、重い、」








床においてため息をつくあまちゅ









　
「天月の方が多いし、」








「あまちゅ……お前……」








「え？何？何の話？」








あまちゅってモテたんだ









『そのチョコ……どうするの？』









「え？ちゃんと全部食べきって、ホワイトデーに返すよ？」









全部！？








……あ、そりゃあモテるわな









「俺より天月の方が優しいから」









『あ、いや、別に、そらr「おいあまちゅ、わしのチョコ返せ」……え』









「え？なんで？やだ」









「ふざけんなぁぁぁぁぁ！！！！






わしが仕方なくチョコあげてあげたのに！！





そんな段ボール5個分だったらAにあげた方がまたよかったわ！」









「第二回棗選手ここまでとれるか選手権ー」









「とれますぅー！」









あまちゅが棗のチョコらしきものをもって背伸びしてブラブラさせている









当然棗は届かない








仲良いなぁ……









なんてしみじみ思ってると









「おい、もう授業始まるぞ」









『「「ﾊｲ」」』









そらるの言葉で私たち三人は返事をする









そして、あまちゅは自分のクラスへ、私と棗は自分の席へ戻っていった








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一体、そらるを呼んだのは誰なんだろう？……









私はそのことが頭に残っていた

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