【前世編】人生もゲームもバグだらけ7【ぬらりひょんの孫】

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『なにしてんの君たち』

『Aさん！！』

『"Aさん……"』

『神楽は？つかまた珍しい組み合わせだね』



Aが近寄れば、新八は仕事は？と聞いてくるので盗まれたある刀の捜索で今はその情報収集中と教えれば新八は相槌を打った



『って、そうですよAさん！！桂さんが！』

『は？ヅラがなに？』

『"桂さんが数日前から姿が見えない"』

『ヅラが？』



エリザベスのプラカードに出された言葉にAは至極どうでも良さそうにその名を口にした



『エリザベスの話によると桂さん、数日前から姿が見当たらなくて辻斬りがあった場所に血濡れの桂さんの所持品が落ちてたみたいなんです』

『それ本当にヅラの血なの？トマトジュースなんじゃね？』

『その違いくらいわかるわ！！！』

『"桂さん、斬られたのかも………"』



あからさまに落ち込むエリザベス
Aはそれを見てため息を思わずこぼした



『ヅラがたかが辻斬りにやられっかよ。
んな簡単にやられるタマなら私か銀時が既にぶっ殺してるわ』

『"でも所持品に付いてた血は確かに桂さんのだった"』

『んー…不意とかつかれて斬られた可能性はあるかもしんないけど、あいつはんな簡単にくたばらんわ。
帰ってきてないならなんか思い当たるところあって帰ってないだけじゃね？』



あいつの心配するだけ無駄だわ。とAは欠伸を一つした



『エリザベスお前ずっとヅラと一緒にいたんだろーが。
なら信じてやりゃいいじゃん。
信じてても不安になるんなら体動かして弔い合戦でもしに行けばいいんじゃないの？』

『いや弔い合戦って、それ死んじゃってますよ桂さん』

『ま、私は他に仕事あるしもう行くけど…
くどい様だけどヅラは死んじゃいないね。
もし本当に死んでたらアイツの死体目の前に連れてきてよ。
腹の底から笑ってキャンプファイヤーで火葬してやらぁ』

『何やろうとしてんだあんたァァァァ！！！』

『んじゃねー』



Aはふと思いました

今回入った仕事の「紅桜」という妖刀の捜索と桂を斬ったという辻斬り

桂は同門でAや銀時と背を預け合い幾度となく危険を乗り越えてきた戦友

彼の強さは自分たちが一番よく知っている

だからこそ殺されたという線はない事は確信していたが、どうもきな臭いと感じました



Aはあっちこっちを歩いて聞き込みを続けていると日が暮れ、世の中は夜の時間へとなっていた


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