【前世編】人生もゲームもバグだらけ7【ぬらりひょんの孫】

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『星海坊主？
ごめんなに？それ。妖怪？銀時知ってる？』

『いや知らねぇ。
あと坊主じゃねーぞ、うすらってるぞ頭』

『オイうすらってるってなんだ。
人の頭をさすらってるみたいな言い方するな』




神楽の父は「星海坊主」と呼ばれ、銀河に名を轟かす最強のえいりあんばすたーでした

常日頃えいりあんと退治する彼にとっては先程のえいりあんなど赤子にも等しいようなものでした



『ウスラー紹介するネ。
こっちのダメなメガネが新八アル』

『ダメって何？』

『こっちのダメなモジャモジャが銀ちゃんアル』

『いやだからダメって何？』

『で、こっちのダメなモジャモジャVer.2がAちゃんアル』

『そろそろ答えてダメって何？』

『私が地球で面倒見てやってる連中ネ。挨拶するヨロシ』




いやむしろ面倒見てるのこっち。と言いたくなるのを我慢して銀時たちは黙るも星海坊主は夜兎の力を悪用しようとする悪党は沢山いるからそれなんじゃないか、と双子を見た
流石に世話をしている立場であるのにそうも疑われては銀時もカチンときたのか、立ち上がって星海坊主に言い返す




『なんだァ？悪用ってどういうことだコラ。
てめーの頭で大根でもすりおろすことを指すのか？
大体長い間娘ほったらかしてた親父がとやかく言えた義理かよ』

『なんだァ、こちとら必死に探し回ってたっつーんだよ。
ちょっと目ェ離したら消えてたんだよ』

『親なら手前のガキから目ェ離すんじゃないよ。
ちゃんと見とけってんだ』

『そーだそーだ、Aの言う通りだぞコラ』




思わずAも口出ししてしまう




『難しーんだよこの年頃の娘は。
ガラス細工のように繊細なんだよ』

『何言ってやがんだガラス細工のようなら危なげな頭しやがって』

『てめェェ今のうちだけだぞ強気でいられるのは！！
三十過ぎたら急にくるんだよ！！
いつの間にか毛根の女神が実家に帰ったんだよ！』

『いだだだだだ！！』

『ちょっと二人ともやめてください！！』

『娘の話からなんで毛根の話になってんだよ』




そして星海坊主は神楽を連れて帰ると言い出し、Aと新八が銀時に駆け寄っている間に親子喧嘩へ発展
夜兎の親子喧嘩というのは派手なもので、窓ガラスぶち破って外に出たと思えばあちこち破壊しながら暴れ回る




『銀時、行こう。流石にこれはダメだわ』

『たっくよぉ、めんどくせぇ親子だな』

『銀さんたちどこへ！？』



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