【おそ松さん】Six same faces 〜6つ子と6つ娘の出会い〜

打ち上げ ページ15

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おそ松









「…」





家に着くまでの間
誰一人として喋らねぇ。




もちろん俺も例外じゃない




あれからもずっと俺は一美を気にかけていろいろやってたんだけど



ぜーんぶ空回り。





完全にパーティーどころじゃなく
疲れきっていた





俺以外の兄弟も
梅野姉妹にいろいろやらかされたみたいで




みんな死んだような目をしている


あ、
一松に関しては死んだ魚のような目が
更に闇色に染まっている。








「…ただいまー」





電気がついてないあたり
母さんと父さんはまだ帰ってきてねぇみたいだ。



まぁ今日の主役だもんな





ぞろぞろと家にあがった俺たちは誰かが言い出した訳でもないのに皆で冷蔵庫へ向かい缶ビールを取り出した。





居間でテーブルを囲んで座れば







「…っあー！！なんっなんだよあの娘！俺は召し使いじゃねー！！」





缶ビールを開けてグビッと一気に飲みんだチョロ松の叫びを筆頭に


それぞれが愚痴をこぼし出した。







「…眼鏡とマスクつけて俺を避けるとか、本当にゴミクズ扱いするとかありえないんだけど…」

「…少しでも、笑って欲しかったなぁ…」

「まじあの娘デリカシーなさすぎ！目の前の僕よりスマホかよ」

「あのlady…初めて会ったのに俺をバカにして…」

「カラ松兄さんの場合、自業自得でしょ。何でそんな格好でいくわけ？！痛いよねー」






ガブガブと缶ビールを飲み干してはトド松が口を開く。







「おそ松兄さんは、嫌な思いしなかったの」







俺だけ愚痴ってないのが不思議だったらしくジト目で聞いてきた。





「いや、俺もお前らと一緒だよ」






つまみの柿ピーをボリボリ食べながら話す。

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