【ωrωrd!】顔馴染みがヤンデレで攻略対象とかキツいって

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生活にも支障が出てきているし、やはり電話番号を変えるしかないのだろうか。
ちなみにオスマンのルートは町全体を回れる。鬱のルートでも思ったけど、かなりマップが凝っている。
リアリティを求めたのか、それともルート分岐の一つなのかは分からないが、携帯ショップはちゃんとあった。
ありがたいことに電話番号は変えられたからきっちり変える。
その日の夜は、電話はかかってこなかった。
久しぶりの安眠を得られたお陰か、少しばかり機嫌の良い私。
夜になると電話がかかってきた。
相手を見れば、非通知設定。

→出る
→出ない

「いや出ないわ」
「特定はやない？」

こういうのってどうやって特定するんだろうな。知りたくないけど。
ゲームの私もいつもの無言電話だと察しており、特定の早さと終わらない深夜の電話にげんなりしている。

「なにが目的なんやろ」
「私がオスマンに頼るのを待ってるのかな」

無言電話の目的の一つとして、声が聞きたいからというのがある。しかし私とオスマンには交流がある。私の声が聞きたいなら、わざわざ無言電話にする意味はないのだ。
そうなるとオスマンは、私が誰かに相談するのを待っている可能性が高い。そして風の噂だかなんだかで相談に乗るか、直接オスマンに相談するまで待っているかの二択だろう。
案の定、相談しようかという流れがゲーム内でも起こってるしね……。
相談しておくかと選択する。
誰にするのかと思ったが、まずは友人にするらしい。
親身になって聞いてくれた友人は、警察に行くことを勧めた。

『電話番号を変えて一日で特定されたんでしょ？ この間警察に行ったときよりも事態は悪化してるし、理由はそれで十分じゃない？』

確かに一理ある。
タイミングよく、ちょうど翌日が休日だったから警察に行くことができた。
しかしこの世界の警察がポンコツなのか、それとも現実もそうなのかは分からないが、以前と似たようなことを言われた。
どうしようかと街を回って入ったカフェにオスマンがいた。どうせ犯人はお前だろと話しかける。

『Aやん、一緒に座る？』
『いいの？ じゃあお邪魔します』

新喜劇のお約束は特になく、普通に席に座る。
さて、お決まりのように選択肢が出てくる。もちろん相談するか否かだ。

「しておくべき？」
「認識させておいたら進展はありそうやけどな」

この短時間でショッピがどんどん詳しくなってきている。喜ぶべきなのかよく分からない。

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