【d!】異世界人召喚の儀式Ⅱ (ページ34)

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83.立候補ページ34

Aが突然思いだしたようにいう。

『だけど、使用人区域は使用人区域で新鮮でした！それぞれの職種が仕事をやりやすい様に工夫されてて見ててとても楽しかったです！』

os「それは良かっためう〜」

そこからまた楽しく談笑が始まる。

「リマ様、本日はこの様なものを作ってみました」

しばらくして料理人が持ってきたのは可愛いハート型のマカロン。

『(かわい〜！)ありがとうございます！』
とても嬉しそうに食べるAに幹部達はにこやかになり、料理人達は今後は何を出そうかととてもやる気を出していたそうな。

･･･
夕食を食べ終わった後、幹部が1度集まる。Aは自室ですでに就寝の支度だ。

gr「そろそろ、Aの魔力制御訓練を始めるぞ」

sha「結局やるやる言って、出来んかったもんな〜」

ci「きっと喜ぶんじゃないっすか？」

zm「せやけど誰が教えるん？」

「「「「「･･･」」」」」

･･･ｶｰｰﾝ!

そこから幹部達の立候補が始まる。何せAがずっとやってみたい、使ってみたい、教えて、と言っていたのだ。子供がやりたそうにしてたのを１ヶ月見ていれば教えたくなるものだ。ましてや幹部。魔法の扱いは飛び抜けて上手い。

em「制御訓練もですけど、勉学も必要では？」

「「「「「「あ」」」」」」

gr「確かにそうだな」

sho「お茶会の時見てましたけど、マナーは大丈夫みたいですよ」

ht「まあ、2人がいるから大丈夫じゃない？」

tn「アンさんとマーサさんか確かに大丈夫やな」

zm「なら、座学はエミさんでええんやない？」

gr「確かにそうだな、任せたぞ」

em「ええ、承知しました」

ni「で、訓練のほうか」

「「「「「「･･･」」」」」」

sn「変わり代わりでいいんじゃない？だって皆得意な魔法違うでしょ？」

「「「「「「それだ！」」」」」」

kn「そんなら…」

os「ええんやない？それと…」

sn「皆。1つ言っておくけど、怪我させたらダメだよ？」

ni「何せ、回復魔法効かないんだからな」

sn「しかも、この事バレたらどうなるか予測着くよね？」ﾆｺ

ni「お前ら、加減を考えて教えろよ？」

「「「「「「はい」」」」」」

どうやらAの魔法体験はもうすぐらしい。

sn「訓練とはいえ、少しの怪我でも即俺に言うこと。それと、万が一にも大事に至るような怪我させたら…

.

覚悟しといてね？」

「「「「「「ｯ」」」」」」ｿﾞﾜｿﾞﾜ

犠牲を伴わない事を祈るばかりである。