第36話 黒【じゅうこう】 ページ46
葛「あ」
A「どしたの?え、まさか不備とか」
葛「違う。これつけとけ」
と言いながら葛西が見せてきたのは
狐面。上はまだしも下は口が立体的で、いかにも高そうな感じだ。
そして葛西はその上の部分を私に渡してきた。
葛「あの嬢ちゃんはAと会ってる。顔を見られたらマズいから。俺は下な。目は隠せるし」
そう言って黒い下半分の狐面をつける。
キャップさえなければ着物が似合うイケメンだ。
おっといけない。慌てて私は狐面の上をつけて、髪を縛る。
葛「……もう一度問うぞ。
覚悟は、いいか?」
A「出来てる。とっくの昔に」
葛「ん」
しばらく轟音と煙に包まれるグリーンネットを眺めてると、
光に反射した、黒い何かが見えた。
葛「下がれ!」
そう言われ反射的にバックステップをする。
すると、四つの銃声が聞こえたと思ったら、
ネットはいともたやすく破れ、彼らが出てくる。
本条は……うん。見た感じ重傷だ。
てかあの刑事の銃普通の奴じゃないじゃん。
って……目の前に、その刑事がいる!やばい!
A「きゃっ!?」
葛「……ッ!」
葛西が私の服の首根っこ掴んで後ろに放り投げた。痛い!
そして葛西と刑事さんが鋭い蹴りを同時に放った。
うわぁ……あっぶな……
互いに距離を置いて蹴りの応酬が続く。
すると、葛西の靴底から突然ナイフが飛び出し、回し蹴りで確実に首元を狙った。
私もたまったもんじゃ……
……あれ、後ろにいたチンピラh「こっちだ!」
!?
反射的に注射器と手を構えて、しかも手がその男のみぞおちに触れてしまう。
あ、やば
吾「うがぁっ……!」
弥「吾代さん!」
A「ねぇ!?これどーする!?」
葛「……逃げとけ。これ以上は無理だ」
A「……うん」
とりあえずあいつらの辺りの地面を腐らせて落とし穴を作って逃げる。
葛「シー、エー、アールだ!早く行って俺のことも伝えとけ!」
A「え?!あ、うん!」
ひとまず森の外へ向かう。
シーエーアール?えっと……car、車。
サーシャとシューラだ。
車に搭載してある電波妨害装置で時間稼ぎ頼んでるって!
A「じゃあ回り道しなピリリッピリリッ
え?着信。ジャヤだ。
ヴァイジャヤちすけた ねあろ きつかり にがた
…………嘘、でしょ?
○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
最後のメールの意味は……?
次回!
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利羅(プロフ) - 白狐さん、コメントありがとうございます!まだまだネウロは不滅です!拙いながらも精一杯頑張りますので、よろしくお願いします! (2017年10月28日 22時) (レス) id: fdb62179d7 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - おぉ…ネウロの投稿いまどきしてる方いらっしゃるんですね…面白いです!更新頑張ってくださいね! (2017年10月28日 21時) (レス) id: c80fc03d1f (このIDを非表示/違反報告)
あーうー - お?ネウロと(2回目)対面?つか夢主ちゃん死亡フラグたてまくってる気がする… (2017年10月14日 23時) (レス) id: 498ada8b8c (このIDを非表示/違反報告)
利羅(プロフ) - あーうーさん、いつもコメントありがとうございます!他にもパロとか本編も頑張りますので、よろしくお願いします! (2017年9月17日 10時) (レス) id: fdb62179d7 (このIDを非表示/違反報告)
あーうー - キタコレ!歌い手はね!そらまふとかでてきたらもっと需要ありだとおもいま))殴 (2017年9月11日 22時) (レス) id: 498ada8b8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:利羅 | 作成日時:2017年7月24日 16時