人生もゲームもバグだらけ4【ぬらりひょんの孫】

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「その子たちね？
イタクが指導係にさせられたって言う子達」

「バッ…………言うなよ…」

「え？そうなの？」

「なっ、ち、違う」




なんだろう、ツンデレなんだろうか？
顔赤くしてそんな事言われても照れ隠しで言われてる気しかしない




「そっか、じゃあよろしく頼むわイタム」

「誰だそれ」

「姉貴、イタムじゃなくて確かイタクだ」

「そうか。ゴメン名前間違えた田村くん」

「姉貴、もっと遠ざかってる」

「やっぱお前バカだろ姉の方」




私たちの会話に周りの奴らは笑っていた
そして、一頻り笑うとさっき戦っていた二人が名乗りに来てくれた
沼河童の雨造とあまのじゃくの淡島
他にも雪女の冷麗、座敷童子の紫、経立の土彦などなど




「「…………よろしく」」

「だけどこいつら畏のしくみわかってねーんだよ」

「マジで！？」

「奴良組の若頭とその姉がぁー？」

「ありえないわ妖怪のなら」

「ボンボンなんだろ」




まぁ、妖怪界で言えばいわゆるボンボンでしょうね




「…………"畏の発動"くらいなら出来るぜ」

「へぇ、お前が？やってみろよ」




そしてリクオはイタクと手合わせすることになった
寝巻きだとさすがにあれだから、とみんなに着物を貰い着替え、他の奴らは脇に待機




「うわさじゃ四国ヤツら倒したとか」

「四国？ずいぶん前につぶれてなかった？」

「違う違う、そのつぶされたとこの息子狸が都会に憧れて田舎から出てきヒャッハーしに来ただけ。
八十八鬼夜行引き連れて」

「ほぇー、つかAだっけか。
なんか目、死んでんな」

「いざという時キラめきます」

「なるほど。確かにお前バカっぽい」




失礼だなお前ら
しっかし、私はリクオをずっと見ているがリクオは多分意図的に畏を発動させたことは無いと思う
いつもやろうと思っていた時にはできていた、という感じだろうから
意図的にどう発動させるのか見ものだ

と思ったら、ズズとリクオの姿が消えた
どうやら意図的に発動できたらしい




「おお〜」




思わず私は拍手した
周りのみんなはこの場全員に発動させたことに驚き騒ぐ奴や、構える者もいた
しかしその場を制したのはイタク
リクオの畏を断ち切るのはオレだと




「……………」




昔リクオはよくおじいちゃんにおじいちゃんの技のこと根掘り葉掘り聞いたっけな(何故かいつも巻き込まれてた)
明鏡止水は確か心を落ち着かせることが大切だかなんだかって言ってたよね…



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