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お父さんの援護もあり、同伴を許された私は向かうために服装を変えようと思い自室に戻った
「よろしかったのですか、二代目」
「ん？ああ。あれだ、可愛い子には旅をさせよってな」
「危険な旅ですぞ、鯉伴様」
「そうだなぁ…でも、Aならいつもみてぇにバカやらかして普通に帰ってくんだろ」
リクオとは違うなにかをAは持っている
リクオに関しては、戦いに行く時は背を押してやりたくなるようなそんな思いがある
けれどA背を押すわけじゃなくて、ただ送り出してやることが大事に思えるのだ
まだ若くて自分の道を探すリクオと、こっちもまだ若いくせして自分の道を随分と前から持っておりその道をただひたすらに進むA
「Aは、強ぇよ」
「二代目？」
「わかんねぇけど、そう思ってんだ」
なにが、と言われても答えられないけれど
でも俺はそう思う
「あいつは、俺や親父達なんかよりも何倍も強ぇんだよなぁ…なんか」
「A様が、ですか？」
「あぁ………。
俺や親父、そしてリクオには無いものをあいつは持ってる。
それがなぁ…俺たちを惹きつけてやまねぇんだよ」
自身の娘に感じる、底知れぬ何かの魅力
Aはただのちゃらんぽらんな愛娘なはずなのに
けれど、なぜかどこか惹かれてしまう
「ありゃあ人たらしだぜ、鴉天狗」
「……妖怪たらしでしょう。
貴方や、総大将も惹かれてるのでしょうから」
「そりゃ違いねぇな」
娘に感じる魅力は、なんなんだろうか
親父に感じた魅力はあのギラつく野心と誰をも魅了してしまうカリスマ性だ
自分もそれに習うように、真似できることは出来るだけして、あとは自分の道を突き進んできた
「Aの魅力か……」
その魅力に気づいた奴らは、この奴良組にどのくらい居るんだかねぇ
(よし、準備できた)
(A様)
(あ、黒羽丸)
(失礼ながら、俺が抱えさせていただきます)
(マジで。頼むわぁ)
(はい)
(兄上、A様に変なことしたら殺すわよ)
(ささ美変なことを言うな)
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桜 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2019年9月30日 2時) (
レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 無礼物さん» コメントありがとうございます！夢主好きって言っていただけて嬉しいです！！これからも愛読よろしくお願いします！ (2019年9月11日 13時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
無礼物(プロフ) - めっちゃ面白いです笑いきなり真面目スイッチ入る夢主ちゃん大好きです！かっこよくて好きです！応援してます！ (2019年9月10日 19時) (レス) id: f2bca18ad3 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - さーちゃんさん» コメントありがとうございます！そしていつもありがとうございます！どうぞこれからも愛読よろしくお願いします！ (2019年9月4日 1時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 続編おめでとうございます!!楽しみにしてます！更新頑張ってください！応援してます! (2019年8月27日 16時) (レス) id: 577dc20b2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2019年8月26日 19時
