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「拙者に何か用ですかな？」
「鴉天狗に報告？」
「はぁ」
三鴉もそこに控えたまま、私の話を聞くらしい
「今リクオ、捩眼山に向かってるよ」
「「「「！？」」」」
そう報告すると父同様に様子が変わった
「な、なんですとぉおおおおおおおおおおお！！？」
「え、なに」
「A様それは確かか！？」
「うん。私も誘われてたし」
一体みんな揃いも揃って何に焦ってるってのか
疑問符を浮かべる私を他所に、いかんっ！と言いたげな様子の鴉天狗の携帯電話が電話を知らせるメロディが鳴った
慌ててそれを手に取ると相手は青田坊だったようで、彼もまた私と同じくリクオが捩眼山に向かっているという報告をしたようで、私の報告が虚偽でないことはわかっただろう
そのままあとを追えと青に指示を飛ばしたあと、鴉天狗は自身の子供、三鴉に今すぐリクオの元に向かえと言った
「あ、ねぇそれ私も同伴できる？」
「なっ、A様！？」
「捩眼山って確か牛鬼の山だよね。
つまり、牛鬼になんかあるってこったろ？」
「そ、それは……」
鴉天狗はなにやら小難しい顔をした
「大丈夫、大丈夫。私怪我なんかしないから！
同伴出勤と行こうや黒羽丸」
「お、俺ですか」
黒羽丸は困ったように自信に父を見た
それに伴い私ももう一度鴉天狗を見ると、小難しい顔がいつの間にかプンプンした顔になってた
「A様危険なところへなぜ自ら行こうとなさるのですか！」
「人ってぇのはスリルを求める生き物よ。
特に若い頃はな。
おじいちゃんもお父さんも若い頃はスリル満点な人生送ってたんだろう？」
「誰もんな話してないでしょう！！！」
なんでやねん
「だぁから、大丈夫だってば。
いざとなれば私の木刀が火を噴くから」
「木刀が火なんぞ吹きますか！！！」
「真面目にツッコミすんなよお前」
「まぁまぁ落ち着け、カラス」
「！鯉伴様！！」
私の後ろからお父さんの声が聞こえ振り向けばパチンとウィンクをしてきた
無駄に様になってて腹立つわ
「A、行きてぇのかい？」
「暇つぶしがてら牛鬼を冷やかしに」
「お前な……。まぁ、いいか。行ってこい、A」
「なぁ！？に、二代目っ、良いのですか！？」
「黒羽丸そう焦るなよ。
こう見えてAはガキの頃から俺に剣術習ってんだぜ？
その腕前は牛鬼も認めるくれぇだ。
そこらの奴にゃあやられねぇよ」
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桜 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2019年9月30日 2時) (
レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 無礼物さん» コメントありがとうございます！夢主好きって言っていただけて嬉しいです！！これからも愛読よろしくお願いします！ (2019年9月11日 13時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
無礼物(プロフ) - めっちゃ面白いです笑いきなり真面目スイッチ入る夢主ちゃん大好きです！かっこよくて好きです！応援してます！ (2019年9月10日 19時) (レス) id: f2bca18ad3 (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - さーちゃんさん» コメントありがとうございます！そしていつもありがとうございます！どうぞこれからも愛読よろしくお願いします！ (2019年9月4日 1時) (レス) id: 9e3e8858ee (このIDを非表示/違反報告)
さーちゃん(プロフ) - 続編おめでとうございます!!楽しみにしてます！更新頑張ってください！応援してます! (2019年8月27日 16時) (レス) id: 577dc20b2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2019年8月26日 19時
