雪花43輪 ページ44
─
何かに憑かれたようにふらふらと近づくと手に取って、陽に透かした。
「綺、麗………」
新緑と、ピンクと、赤が私の顔に投影される。
何かの蕾を模してつくられたようだった。
何て言うんだっけ、これ。
「あ、あったあった。佐賀美さん、ごめんそれ私の」
パタパタという足音とともに聞こえてきたアルトヴォイス。
顔を向けると、焦げ茶色のくるんとした瞳が私を見つめる。
「あ、これ………えっと、杠？さんの？」
思い起こした彼女の名字を呼ぶ。
「合ってるよ、杠 伊月。
そ、うちステンドグラス工房やってるんだ」
ステンドグラス。
その言葉が、ばらばらになっていたビーズを一瞬で紐に通したみたいに頭の中を走った。
統一された思考は、一つの行動をとる。
「杠！！
─────お前、私と組まねえか！？」
「………………おん？」
杠の子犬みたいな顔の上に、ぽこぽこと幾つも疑問符が浮かんだ。
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camellia(プロフ) - すぃさん» 読んでくださりありがとうございます！ はーい行ってらっしゃいませ！！ (2019年10月20日 8時) (
レス) id: 3318b01060 (このIDを非表示/違反報告)
すぃ - camelliaさん» 続編行って来ます！ (2019年10月20日 8時) (レス) id: 045c20b509 (このIDを非表示/違反報告)
camellia(プロフ) - まるさん» 申し訳ありません、修正の際に誤って立ててしまっていました。ご指摘ありがとうございました。 (2019年1月2日 21時) (レス) id: 3318b01060 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。作品を消されても仕方のない行為です。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2019年1月2日 21時) (レス) id: cec6dd7646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：camellia | 作成日時：2018年7月11日 20時
