結晶15粒 ページ16
─
「……あれ？」
嫌な予感がして、ポシェットを探る。
「あれ……え、待って、嘘でしょ……」
「お嬢ちゃん、乗るかい？」
「あ、いえ乗りません！」
急いでバスの列から離れた。
運賃を確認しようと取りだした財布。
持ち手につけていたストラップが消えていた。
乗る前に気づけて良かったと心底思う。
募金箱に運賃と電話代残して全部放り込んできたから、しばらく出かけられない。
「戻るか……」
あのストラップ一応愛着あんだよね。
受付の人に事情を言い、ホールを開けてもらう。
座っていた席までとんとんとんと駆け、膝をついて探す。
「うーん、無いかな……」
誰かに蹴っ飛ばされて転がってないかと、ステージ近くまで行って下をのぞきこむ。
行ったり来たりを繰り返して、数分ほど経った頃合いだった。
「はい！探し物はこれかしら？」
「え？」
突然目の前に差し出された、星が連なったストラップ。
まさに探してた私のもの。
「あ、ありがとうございます！」
吊るされたそれの下に手を受けてから、再度お礼を言おうと顔を上げる。
そして、硬直した。
「ち、ちちちち近宮、さん！？」
ついさっきまでステージの上で魔法を繰り広げていた、その人が目の前にいた。
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camellia(プロフ) - すぃさん» 読んでくださりありがとうございます！ はーい行ってらっしゃいませ！！ (2019年10月20日 8時) (
レス) id: 3318b01060 (このIDを非表示/違反報告)
すぃ - camelliaさん» 続編行って来ます！ (2019年10月20日 8時) (レス) id: 045c20b509 (このIDを非表示/違反報告)
camellia(プロフ) - まるさん» 申し訳ありません、修正の際に誤って立ててしまっていました。ご指摘ありがとうございました。 (2019年1月2日 21時) (レス) id: 3318b01060 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。作品を消されても仕方のない行為です。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2019年1月2日 21時) (レス) id: cec6dd7646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：camellia | 作成日時：2018年7月11日 20時
