雪1片 ページ2
─
〜ﾁｬﾗﾗﾗ、ﾁｬﾗ、ﾁｬﾗﾗﾗ、ﾗﾗ、ﾁｬﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ、ﾁｬﾝ♪
薄れた意識の中、電子音のエンターテイナーが聴こえた。
寝ぼけ眼で腕を伸ばし手探りで画面をはたく。
まだ暗い空を瞼を通して感じ、上掛けをぐいと頭の上まで引き上げる。
目を閉じた。
ﾁｬﾗﾗﾗ、ﾁｬﾗ、ﾁｬﾗﾗﾗ、ﾗﾗ、ﾁｬﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ、ﾁｬﾝ♪
……何故か、再び鳴る音楽。
「ん……」
目をこすりながら、スマホをタップし、スヌーズを解除。
そして半ばやけくそで布団に倒れる。
ﾁｬﾗﾗﾗ、ﾁｬﾗ、ﾁｬﾗﾗﾗ、ﾁｬﾗ、ﾁｬﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗﾗ、ﾁｬﾝ♪
三度響く電子音。
「……ああ”あ”！！」
勢いよく起き上がり、スマホをひっつかみ受話器マークをスライドして叫んだ。
「朝っぱらからチャラリラチャラリラうっせえこの野郎！一昔前の暴走族かてめえは！」
『…………人の着メロにまで責任持てないよ。
大体モーニングコールかけさせるまで寝腐れてるそっちが悪い』
数秒の間の後、呆れたような声。
「なんでお前がモーニングコールしてくんのかまずそこが分かんねんだけど？」
『単純に連絡事項。今外見える？』
「あ？ああ、見えるけど」
『……嘘でしょ？見てて何も言わないことあるわけない』
「はいよ、嘘だよ」
素直に認めてカーテンを開けた。
「うっわ……ひでえ吹雪」
ベランダの柵がギリギリ見えるくらいの雪。
ひっきりなしに吹き荒れる雪に、ブルブルッと身震いする。
『そ。今日午後からだっただろ？
薫自転車だし、この中来させるのは危ないから、僕が1日通してやるよ。
館長に話はつけといたから』
「あ、マジか、サンキュ」
窓の外を見ながら話していた時だった。
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camellia(プロフ) - すぃさん» 読んでくださりありがとうございます！ はーい行ってらっしゃいませ！！ (2019年10月20日 8時) (
レス) id: 3318b01060 (このIDを非表示/違反報告)
すぃ - camelliaさん» 続編行って来ます！ (2019年10月20日 8時) (レス) id: 045c20b509 (このIDを非表示/違反報告)
camellia(プロフ) - まるさん» 申し訳ありません、修正の際に誤って立ててしまっていました。ご指摘ありがとうございました。 (2019年1月2日 21時) (レス) id: 3318b01060 (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。作品を消されても仕方のない行為です。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2019年1月2日 21時) (レス) id: cec6dd7646 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：camellia | 作成日時：2018年7月11日 20時
