CHERI E 276 ページ26
･
「……。」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「……。」
｢｢ …。 ｣｣
会話がない事が辛い。
自分でさっき爆発して
顔真っ赤にして
ヤバいくらいに心臓バックバクで
まともに隣歩けないし
何なら後ろ姿でも拝めるぐらい綺麗で
ほんっとに
誰かついてきて欲しかった
「何処行きますか？」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「へ！？あ、あぁーっと… 」
デートなんてそんなした事ない。
学生の頃にはもう事務所入ってたし
練習漬けの毎日でそんな暇もなかった。
どんなデートプランが最適かなんて
予め用意出来るならしたかった位！！
リードすんのは男の役目だとか何とか
ドラマでもそういうバラエティでも
誰しもが言ってる最早暗黙の了解みたいなやつで
こんなリードもへったくれもない位
照れて真っ赤になった顔で情けないし
ましてや顔も見れたもんじゃない
好きで憧れの人目の前にしてほんと
天国にいるのに地獄にいる気分…。
言い方悪いけど
「あ」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「ういって」
「あ、ごめんなさい！
急に止まっちゃいましたね、すみません」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「あぁいや、大丈夫ですっ
ほんと、自分が前を見てなかったんで…はい。」
「ふふㅎㅎはい。」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「え、え？」
「防弾少年団のシヨン･Aです。
本名はA･グゼル･ニキフォロヴァ
無難にAと呼んでください」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「っ……。SEVENTEENのユン･ジョンハン、です
えっと…ハニ！」
「はい」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「そうハニと呼んで、くれたら嬉しいです」
「ふふㅎㅎはい！わかりました
ハニさんですね」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「いえ」
「？」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「｢ハニ｣です。｢ハニさん｣じゃなくて
あと、敬語も、欲しくないです…。」
「では、ハニも」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「？」
「ハニも敬語欲しくないです」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「…え？」
「ふふㅎㅎ」
はぁ、ほんっとに
さっきまでの心臓がバクバクしてたのに
今じゃ少女漫画で言うドキンとしてる。
人を照れさせる天才なのか
はたまた
人も惚れさせる奇才なのか
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「……真似すんなし」
「ふふㅎㅎ"欲しくないです"」
ｼﾞｮﾝﾊﾝ「だから！ㅋㅋ」
「ふふㅎㅎ要らないではないんですね」
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作者名：RIKU
| 作成日時：2020年3月14日 18時
